1.市長の主要事業に対する評価(産業団地、公共施設マネジメント、行財政改革、中橋架け替え)
2.観光行政について(あしかがフラワーパーク駅の効果、観光回遊性)
3.プロスポーツの活用(プロスポーツとの連携)
4.渡良瀬川の活用(かわまちづくり)
◆13番議員(末吉利啓) 発言の機会をいただきましたので、順次質問させていただきます。
今回は、若干案件を詰め込んでしまいました。先発議員と重複するところは一部省略しながら、テンポよく進めていきたいと思います。
主要事業に対する評価についてのうち、産業団地開発について質問いたします。早川市長就任から間もなく3年半が経過し、1期目の総仕上げの段階に入ってまいりました。そこで、今回は市長就任前から訴えられてきたものを含め、主要事業について、その結果と評価をただしていく内容となっています。
言うまでもなく、産業団地開発に伴う企業誘致は、新たな雇用を創出するだけでなく、税収増加にも寄与し、地元企業への受注等による経済活性化にもつながるため、大変有効な施策とされています。そこで、先般完売したあがた駅南産業団地が本市にもたらす効果についてどのように評価をしているのか、改めて伺います。
次に、令和6年9月2日に予約分譲の案内が開始されたあがた駅北産業団地について、立地企業の操業開始により本市にどのような影響をもたらすと想定しているのか伺います。
最後に、久保田町地内で計画中の新たな産業団地の進捗状況と、今後の見通しについても併せて伺います。
P.143 市長(早川尚秀)
◎市長(早川尚秀) 13番、末吉利啓議員の御質問にお答えします。
産業団地開発による企業誘致は、本市経済へ様々な波及効果や新たな雇用の創出など、まちの発展に大きく寄与するものです。また、立地企業から生み出される税収は、今後ますます増加が予想される教育や福祉サービスなどの財政需要に対応するための重要な財源であり、産業団地開発は積極的に進めるべき事業と考えております。
令和元年に分譲完了したあがた駅南産業団地は、市内外から企業が立地し、現在6社が操業しております。厳しい経済環境の中でも、順調に操業を続けられております。中でも、スリーボンドファインケミカル株式会社では新たに工場を増設するなど、足利市での生産活動を拡大しております。団地全体の雇用者数も年々増加しており、今後も本市における経済活動の一つの核として発展するものと考えております。
次に、あがた駅北産業団地は、既に御案内のとおり令和6年9月2日から予約分譲の募集案内を開始しているところです。多くの企業において設備投資の意欲が高まっている現状におきまして、あがた駅北産業団地の分譲を開始できることは、将来性のある市内外の優良企業の誘致に大きなアドバンテージであると考えております。優良企業の誘致により、さらなる地域経済の活性化、ひいては本市産業力の底上げにつながるものと考えております。
また、久保田町地内での新たな産業団地は、令和5年10月に栃木県知事に対し、新たな産業団地の整備に関する要望書を提出し、現在栃木県企業局が開発に向けた基礎調査を実施しているところであります。年内には、事業実施地区として指定される見込みとなっております。
足利市の発展には、まだまだ産業基盤の強化が必要であると考えております。まずは、あがた駅北産業団地への企業誘致に全力を注ぐとともに、栃木県との協力による久保田地区産業用地の開発に積極的に取り組んでまいります。
P.143 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) あがた駅南産業団地の効果について再質問いたします。
雇用については、先発議員の質問において、新たに303名の雇用が生まれたと示されております。人手不足や労働生産性向上等により、以前のような雇用数ではありませんが、同産業団地がなければ生まれなかった303名であることは間違いありません。
そこで、重要な効果の一つとして、固定資産税や住民税などの税収が団地全体でどれぐらい増えたのか、数字があればお伺いします。
P.143 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの再質問にお答えします。
税収につきまして、産業団地に立地する企業の土地、建物、償却資産に係る固定資産税、都市計画税、その他住民税など、団地全体で約1億円程度を見込んでおります。
なお、今後建設中の工場などもあるため、さらに増えるものと見込んでおります。
P.143 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 再質問します。
約20ヘクタール規模の産業団地で毎年1億円の税収増と、さらには300人以上の雇用が生まれることが確認でき、改めて効果が大きいことが分かります。同産業団地開発は県の事業であり、開発に伴う市の負担額は約10億円であります。直接税収だけで単純計算すれば、10年で元が取れる計算です。もちろんそこから市内への経済波及効果も想定されますが、その数字はなかなか把握されておりません。
そこで、産業団地造成による経済波及効果を試算することで、事業推進の根拠として役立てることができると考えます。栃木県をはじめ、多くの都道府県では経済波及効果を試算するシステムを公開しております。また、民間にもそうしたノウハウを持つ事業者があります。さらには、あがた駅北産業団地分譲企業の選定における評価項目にも、市内既存産業への波及効果が期待できる企業と記されております。それを数値化することで、適切な企業選定にも資すると考えます。県や調査会社と連携し、評価や選定の根拠となる経済波及効果の数値化を進めるべきと考えますが、所見をお伺いします。
P.144 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの再質問にお答えします。
議員御指摘のとおり経済波及効果につきましては、今後あがた駅北産業団地の企業誘致もあるため、県と協議しながら、できるだけ精度の高い試算ができるよう検討を進めてまいりたいと考えております。
P.144 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) これまで産業団地開発は、地域経済振興に効果があると大まかに理解されておりました。しかし、急激な税収増が見込めない時代に突入している地方自治体には、その効果を最大化することが求められております。それは、まさに根拠をそろえて政策を立案していくEBPMの考え方であり、市長も同様のお考えをお持ちかと思います。市長の実績により、新たな産業団地開発がスピーディーに進んでいることは事実です。その効果をさらに大きくするために、数値化と分析に力を入れていただくことをお願いし、次の質問に移ります。
公共施設マネジメントについて質問します。本市では、多くの公共施設が更新時期を迎え、老朽化による膨大な維持管理コストが大きな課題となっております。これまで、公共施設建設・整備検討特別委員会や定例会一般質問でも、私を含め多くの議員が議論してきました。そんな中、早川市長は議会の意見を取り入れながら、公共施設の複合化や集約化、廃止等のマネジメントに積極的に取り組んでこられました。
市長就任から、これまで実施してきた取組の概要と、結果に対する評価を伺います。
P.144 市長(早川尚秀)
◎市長(早川尚秀) ただいまの御質問にお答えします。
全国的に、高度成長期に整備された多くの公共施設やインフラを更新するため、多額の費用が必要なことなどから、計画的かつ効率的な視点での公共施設マネジメントを推進していくことは、大きな課題の一つであると認識しております。
本市では、第8次足利市総合計画の分野別計画に公共施設マネジメントを位置づけ、また令和6年1月に改定した足利市公共施設等総合管理計画では、新たに公共施設廃止後の活用に関する基本的な考え方について盛り込みました。今後、さらなる未利用財産の活用を積極的に進めてまいります。
私は、人口減少や少子化を背景に、市営住宅や保育所などの集約化や、名草セミナーハウスへ宿泊研修機能を複合化するなど取り組んでまいりました。用途廃止した施設は、跡地活用が重要であるため、民間の自由な発想や様々な意見を取り入れたいと考えております。旧市民活動センターでは、建物を現状有姿のまま、解体費を控除して入札を行い、経費を抑えて売却し、現在民間事業者による宅地分譲に向けた準備が進められております。また、旧南幸楽荘では、従前の用途と同様の社会福祉施設での利活用の提案を募ることにより、長年の懸案を解決いたしました。そして、現在公募している旧御厨テニスコートでも、旧市民活動センター同様の手法で経費を抑えております。これらの対応により、市の収入増につなげることができ、早期に利活用が進み、新たなにぎわい創出にも寄与することができました。
組織体制の面では、課題の解決に向けて迅速に対応できるよう、令和5年度に公共施設マネジメント課を設置し、令和6年度から未利用地の活用に関する事務を集約することで、さらなる強化に取り組んでいるところです。
市長就任後、私は公共施設マネジメントの推進を重要事項と捉え、民間の力をお借りして積極的に取り組み、成果につなげてまいりました。引き続き、現在、そして将来の足利市民にとって、利便性が高くニーズに合った公共施設の再構築に向け積極的に取り組んでまいります。
P.145 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 様々な取組をされてきたことを再確認いたしました。特に市営住宅や保育所の集約化は、利用者や地域からの理解等、課題も多かったと思いますが、決断、実行されたことは、計画推進の大きな後押しになったと感じております。今後は、公民館や小中学校等、大きな案件が控えておりますので、共に考え、着実な推進につなげられたらと思います。
再質問します。早川市長は、未利用施設の活用、処分にスピード感を持って取り組んでこられました。そこで、これまで売却や除却できた施設の件数と延べ床面積の合計についてお伺いします。
P.145 総合政策部長(小宮一夫)
◎総合政策部長(小宮一夫) 再質問にお答えします。
足利市公共施設等総合管理計画を策定した平成28年3月以降、除却した施設は、保健センターや水道庁舎、公設地方卸売市場など11施設であり、延べ床面積は約2万9,000平方メートルであります。
売却や交換により処分した施設は、市民会館や東部給食共同調理場、旧福居保育所跡地など5施設であり、延べ床面積は約1万4,000平方メートルです。
同計画を改定した令和6年1月時点では、施設数は254施設、延べ床面積は52万3,000平方メートルであり、その後も旧市民活動センターや旧南幸楽荘、旧御厨テニスコートの売却を進めている状況です。
P.145 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 再質問します。
先ほどの答弁で、足利市公共施設等総合管理計画を改定した令和5年度以降の利活用についてのうち、旧市民活動センター、旧南幸楽荘、旧御厨テニスコートについて触れ、いずれも市の収入増につながる利活用ができた旨の答弁がありました。
具体的に、民間に売却したことで得られた売却額と、本来であれば市が負担する既存施設の解体経費の削減効果がどれぐらいであったかお伺いします。
P.145 行政経営部長(松島繁)
◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。
廃止した公共施設につきましては、処分を積極的に進め、旧市民活動センターと旧南幸楽荘の合計で1,612万円で売却しております。この二つの廃止した公共施設につきましては、民間のノウハウを活用し、できる限り公費負担の少ない方法で検討した結果、建物の解体などを民間の裁量に委ねることで、約1億円の削減効果が生まれたものと考えております。
また、旧御厨テニスコートの処分につきましては、これまでの旧市民活動センターの処分の結果を踏まえ、民間の方々の知恵と経験を生かして、解体条件を付した上で8,480万円の処分予定価格で、現状有姿のまま一括して売却する一般競争入札を執行する予定です。
P.145 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 未定のものもありますが、3施設の売却合計額が約1億円、解体において削減した合計額の約1億円と合わせれば、何と約2億円の大きな経済効果となったとの答弁でありました。また、合計16件、4万3,000平方メートルの未利用施設を処分することもできました。
足利市公共施設等総合管理計画では、令和37年、つまり約30年後までに延べ床面積42.2%の削減という高い目標が掲げられております。持続可能な自治体財政を確立するためにも、様々な課題を乗り越え、同計画の目標を目指していただければと思います。
同時に、数字ばかり追うのではなく、集約化や複合化による魅力的な施設が生まれる明るいビジョンも示しながら、同計画の趣旨や目標の啓発に努めていただければと思います。大きな目標を目指し伴走できるよう、しっかり議論させていただくことをお誓いし、次の質問に移ります。
行財政改革について伺います。間もなく第8次足利市行政改革大綱前期実施計画令和5年度実施結果が示されます。様々な課題を解決し、大型事業を推進するためにも安定した財源確保は重要です。それを担保するため、市長就任前から訴えられ、就任後に断行された行財政改革の概要と、結果に対する評価を伺います。
P.146 市長(早川尚秀)
◎市長(早川尚秀) ただいまの御質問にお答えします。
私は、市長就任前から行財政改革の必要性を感じており、市長就任後すぐに各部の職員から直接様々な懸案事項に関する報告を受けました。その中で、大型公共施設の更新や中橋の架け替えなど、どの課題もこれ以上先延ばしできないものばかりであり、さらにそうした課題へ対応するための財源確保の取組も進んでいないことが分かり、スピード感を持って行財政改革を進めなければならないという思いを強くしたところです。
そこで、就任後に策定した第8次足利市行政改革大綱では、持続可能な行財政運営と市民の視点に立った質の高い行政サービスの提供を目標に掲げ、行財政運営、デジタル戦略、そして公共施設マネジメントを3本柱として、新たな取組を開始しました。
行財政運営では、職員提案制度を活用した規制改革や業務改革のほか、ふるさと納税、ネーミングライツなど、新たな歳入確保に積極的に取り組みました。
また、デジタル戦略では、マイナンバーカードの取得促進や窓口に来ないで手続ができるオンライン申請、県内初となる電子契約の導入など、戦略的なDX推進を図りました。
さらに、公共施設マネジメントでは、公共施設の再編を進めたほか、未利用財産の活用にも力を入れ、春日市営住宅、市民活動センターなど、民間事業者による新たな利活用が進んでおります。
自治体を取り巻く環境が大きく変化している中で、前例踏襲ではなく、常に考え、そして行動することを伝えてきた結果、新たなことにチャレンジする職員が増え、市民や民間事業者の力も借りながら、着実に行財政改革の成果が表れ始めていると認識しております。
その一方で、耐震性が不足している本庁舎や市民会館の整備など、課題はまだまだ山積しております。引き続き、市民や事業者の目線に立った改革に取り組み、持続可能な行財政運営を実現してまいります。
P.146 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 行財政改革は、一般的には地味な分野かもしれませんが、皆さんが身を削って実現した改革であり、実施結果については堂々と市民へ周知していただければと思います。
再質問します。令和4年度から令和5年度までの第8次足利市行政改革大綱前期実施計画では、43項目に及ぶ様々な施策が推進されてきました。特に早川市長が当選前から提言されていた、ふるさと納税の本格的導入やネーミングライツの実施により、新たな歳入も生まれております。
間もなく前期の結果がまとまると思いますが、前期実施計画の累計財政効果はどれくらいになるのか、お伺いします。
P.146 行政経営部長(松島繁)
◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。
累積の経済効果ということですが、令和4年度の財政効果につきましては、令和5年9月に御報告してあるとおり、約8億3,000万円となっております。
また、令和5年度につきましては、今後改めて実施結果等の詳細を含めて御報告させていただく予定ですが、約9億8,000万円となっており、2年間の累積として、18億円を超える財政効果となっております。
P.147 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 累計で18億円を超える財政効果を出されたことは、評価に値すると考えます。コスト削減等に取り組んでいただいた全ての職員の皆様には、敬意を表するところです。
次に、取組の柱としているデジタル戦略について再質問いたします。デジタル化も含めたDXによる業務の効率化により、全体でどの程度のコスト削減につながったと分析されているのでしょうか。
また、DXで生まれた時間と財源をただ吸い上げるのではなく、職員にしかできない複雑な業務や調整力が求められる業務に回す考えも重要です。所見を伺います。
P.147 行政経営部長(松島繁)
◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。
デジタル化による業務の効率化につきましては、例えば行かなくてもいい窓口の実現に向け導入した、オンライン申請システムにより、申請者はいつでも、どこからでも申込みが可能となり、また職員側にとっても、電話や窓口の応対時間の削減につながっております。
そのほか、具体的な例を挙げますと、アンケートの集計など単純作業を自動化するRPAなどの技術により、庁内全体で年間約600時間から800時間の時間短縮につながっているものと考えております。
こうしたデジタル技術の活用により生まれた時間につきましては、新たな政策の立案や複雑な問題解決などに充てることで、今後も行政サービスのさらなる向上に努めたいと考えております。
P.147 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) RPAの例も示していただきました。同じことの繰り返しで大変恐縮ですが、ぜひデジタル化全体の効果を数値化し、それに基づいた職員の配置を御検討いただければと思います。
引き続き、聖域のない行財政改革と前向きに挑戦する新たな歳入確保策を進めていただくことを期待し、次の質問に移ります。
中橋架け替えについて伺います。本市防災上、最大の懸案であった中橋の架け替えと堤防のかさ上げについて、市長は就任後早々に現場に入り、積極的に取り組んでこられました。様々な課題に対し、粘り強く検討や交渉を続け乗り越えられてきました。そして、いよいよ令和6年10月1日から工事に伴う通行止めが始まることとなります。
改めて、中橋架け替えと堤防かさ上げについて、この3年半の市長の取組と、それに対する所見を伺います。
P.147 市長(早川尚秀)
◎市長(早川尚秀) ただいまの御質問にお答えします。
昭和11年に架橋された中橋は、水害の危険性が極めて高い国の重要水防箇所に位置づけられており、本市防災上、長年の懸案でありました。このような中、異常気象による自然災害は激甚化、頻発化しており、令和元年東日本台風のような浸水被害が、またいつ本市において発生するか分からない状況の中で、市民の生命と財産を守ることが私に課せられた使命であると認識しております。
そこで、まず就任後には、意見交換会や地元説明会に出席し、地域の皆様からの声を直接聞いてまいりました。地域の皆様からは、緊急車両の遅れや地域分断の解消として踏切の存続、高齢者の移動手段としてのエレベーターの設置、さらには中心市街地の活性化を望む声を伺ってまいりました。これら地域の皆様の不安や心配をできる限り払拭できるよう、私自身、関係機関に出向き、地域の生の声を伝えてまいりました。
踏切の存続につきましては、JR東日本高崎支社の特段の御理解と御協力により、車両も通行可能な踏切を設置する見込みが立ちました。エレベーターの設置につきましては、中橋架け替え事業に密接に関連した必要不可欠な方策として捉え、栃木県とともに知恵を出し合い、エレベーターを設置することとなりました。
また、令和6年5月には足利大学や足利商工会議所、足利商業連合会などの様々な関係団体の代表者から構成される検討委員会において御意見を伺いながら、足利市まちなか賑わいプランを策定しました。令和6年度の町なかでの取組の一つとして、令和6年7月から生誕100年相田みつを展を開催し、多くの皆様にお越しいただいたほか、中橋架け替え事業による歩行者等の流れの変化を見据え、中橋北側に立地する一部の店舗に販売促進を支援する制度を創設しました。
今後も引き続き、同プランに掲げる施策を市民や事業者の皆様とともに連携、協力し合いながら、着実に実行していきたいと考えております。
令和6年10月1日午前10時から、中橋を通行する車やバイクの通行止めが開始され、本格的な工事に入ります。皆様には御不便をおかけいたしますが、災害に強い安全安心なまちづくりに欠かすことのできない事業であるため、何とぞ御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
P.148 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 就任以来、様々な課題を解決し、本市の一大事業を前進させたことは、市長と関係各位の大きな功績だと捉えております。引き続き、市民への丁寧な周知と渋滞対策等、県と連携して実施していただけるようお願いします。
再質問します。架け替え後、できればアーチのある現中橋に何かしらのライトアップやイルミネーションを施す必要があると考えております。橋梁のライトアップについては、これまで何度も提言させていただき、今回の中橋については、会派自民プラスの要望として提出しております。
まちなか再生のシンボルとなる中橋を明かりで照らすことで、市長が力を入れる夜景観光の推進、あるいは景観整備、シビックプライドの醸成等、様々な効果が期待されます。所見をお伺いします。
P.148 市長(早川尚秀)
◎市長(早川尚秀) 再質問にお答えします。
中橋のイルミネーションは、足利市制70周年を記念して、本市のイメージアップと活性化を図る目的で設置されたと聞いております。現在、中橋架け替え事業に伴い、橋の所有者である栃木県から、工事上の理由によりイルミネーションの撤去を求められ、撤去作業を行っているところです。
中橋イルミネーションの今後の在り方に関しては、現在庁内で再設置の必要性や、設置する場合における財源や照明の仕様について検討を進めているところです。
足利市は、これまでも足利市の歴史や伝統を守りながら、そこに新しい息吹を吹き込んで、新しい価値を創造してきたまちです。中橋がそのような足利市の明るい未来へ向け、まさにシンボルとなることを願っているところです。今後、国や県などの関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。
P.148 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) イルミネーションの設置の要否を含め、具体的な検討に入っていることについては、率直にうれしく思います。この事業は、所管する道路河川保全課だけの話ではなく、このまちのランドマークをどうするかという大きな話であるため、全庁的に取り組んでいただければ幸いです。
さらに、渡良瀬橋のライトアップ等を同時に実施できれば、他に類を見ない美しい河川夜景を楽しめる地方都市になると考えます。
現中橋の価値について再質問いたします。御案内のとおり、中橋は全国に10例しかないブレースドリブタイドアーチ橋梁で、土木学会の選奨土木遺産になっております。これまでの一般質問で、文化財指定について2度議論させていただき、その意義についてお伝えしてきました。
そこで、今回は指定までの道筋から、より具体的な二つの提案をさせていただきます。一つ目は、橋の銘板と親柱の維持です。この銘板には、左右岸にそれぞれ平仮名と漢字で中橋、渡良瀬川と記されています。古くから伝わる伝統的な表記で、平仮名の中橋は、水が濁らないようにと願いを込めて「なかはし」となっています。親柱も国内有数の巨大なものであり、ともに歴史的価値を示すものとなっております。
二つ目は、県と連携して、できる限り現機能、原形を残す工事を行っていただき、その取組を記録することです。文化財指定を大学教授等が提言する際に、学会がそれを判断する重要な要素になるからです。
以上2点について、先方のあることですので、容易ではないと思いますが、足利の未来のために積極的に取り組んでいただきたいと考えます。所見をお伺いします。
P.149 都市建設部長(新井正章)
◎都市建設部長(新井正章) ただいまの再質問にお答えします。
初めに、橋の銘板や親柱については、解体の際の損傷や内部の風化状況等を確認しながらの作業となりますが、できる限り残せるよう検討していると伺っております。
また、橋の工事の取組の記録については、これまでも適宜行っているところですが、今後3連アーチの移設など大規模な工事となることから、より詳細な記録を残せるよう検討しており、文化財の指定に求められる記録については、今後県と協議したいと思います。
P.149 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 三十数年来、課題を先送りにしてきた中橋の架け替えです。同事業を足利再生の単なる土木事業ではなく、まちの未来をかけた一大事業にするため、様々な課題にチャレンジしていただくことを期待します。
今回、四つの主要事業について市長の評価を聞き、自身の考えを伝えていく中で、大きな前進が多々見られたと再認識いたしました。効果を最大限に高めるための課題は幾つかありましたが、これらを乗り越えるため、引き続き議会での熱と根拠のある議論をしていければと思います。
次の質問に移ります。観光行政についてのうち、あしかがフラワーパーク駅について伺います。JR両毛線あしかがフラワーパーク駅は、平成30年4月の開業から、早いもので6年が経過しました。これまで一般質問において、開業前の平成29年第1回、第3回、開業後の平成30年第2回市議会定例会と計3回質問を行い、その目的をただし、効果を最大化するための提言をさせていただきました。今回は、実に6年ぶりとなる質問になります。
開業から、令和元年東日本台風と新型コロナウイルス感染症の感染拡大という大きな苦難を乗り越え、現在多くの観光客に利用されている当駅ですが、改めて整備による本市観光への効果をどのように捉えているのか、お伺いします。
P.149 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの御質問にお答えします。
あしかがフラワーパーク駅の整備による観光への効果ですが、本市では当駅の整備を機に、自動車で来訪する観光客の鉄道利用を促し、町なかへの誘導を図るため、大藤まつりの時期にパークアンドトレインライドを実施しております。
令和6年の利用者数は、前年より約18%増加し、1,405名となりました。また、市内回遊特別割引券を利用した史跡足利学校参観者数が前年比約114%の3,540人となったことなどからも、あしかがフラワーパークと町なかの観光スポットを一駅で移動できる当駅は、回遊性の向上に大きく寄与しているものと考えております。
さらに、観光目的で日本を訪れる外国人の約7割が鉄道を利用している中で、徒歩ですぐに入園できる便利な駅として、あしかがフラワーパーク駅を多くの外国人観光客が利用している状況から、インバウンド需要の取り込みにも大きな効果が出ていると感じております。
あしかがフラワーパーク駅の開業後、コロナ禍等の影響を受け一時的に入園者の駅利用割合は減少したものの、現在は開業当初と同水準まで回復していると思われます。引き続き、当駅の利用者が増えることによる観光への効果を最大限生かせるよう、連携協定を締結しているJR東日本や関係機関等と協力しながら取り組んでまいります。
P.150 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 再質問します。
答弁にもありましたように、本市はJR東日本と駅を中心としたまちづくり及び鉄道利用促進に関する連携協定を締結しており、これは全国的にも希有な事例です。その中に示された連携事項には、駅を拠点としたまちづくりの推進や、観光資源の回遊性向上があります。これらをさらに進めるために、協定に示された様々な取組を具現化していく必要があると考えます。
そこで、あしかがフラワーパーク駅を生かしたまちづくりを今後どのように進めていくのか、東部地区における観光拠点をどのように整備していくのか、改めて伺います。
P.150 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの再質問にお答えします。
JR東日本とは、連携協定を機に緊密に連携できていると考えております。日頃の情報交換を通じて、関係職員が顔の見える関係を築いているほか、観光シーズンにおけるパークアンドトレインライドの実施や、まちづくりに関する勉強会などにこれまでも取り組んでいるところです。引き続き、同社との連携を継続、強化するよう努めてまいりたいと考えております。
観光拠点の整備につきましては、あしかがフラワーパーク、栗田美術館等の本市を代表する観光資源を有機的につなぎ合わせるとともに、地域の農業資源を活用し、民間資本の導入なども踏まえて研究してまいりたいと考えております。
P.150 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 民間資本の導入や農業資源の活用については、私も同感です。また、答弁に観光資源を有機的につなぐとありました。
そこで、駅周辺の整備について再質問します。あしかがフラワーパーク周辺の渋滞ポイントとして、北側を通る県道67号線に押しボタン式の歩行者用信号があります。北側駐車場やイベント開催時の栗田美術館などから歩行者が県道を渡るため、渋滞のきっかけになりやすい場所となっています。
そこで、駅北側に県道をまたいだ自由通路の設置が必要だと平成30年第2回市議会定例会で提言しました。渋滞対策や富田地区住民の利便性向上、栗田美術館と有機的な連携による東部地区の観光拠点化にも資すると考えます。改めて所見をお伺いします。
P.150 総合政策部長(小宮一夫)
◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。
あしかがフラワーパーク駅を中心としたまちづくりにつきましては、これまで関係各課と協議を重ねており、その上で現在改定を予定している都市計画マスタープランに盛り込んでいく予定です。
議員御提案の自由通路の設置につきましても、駅周辺の利便性向上の一つの手段として、今後も引き続き検討したいと考えております。
今後もJRとの連携協定を最大限生かしながら、駅周辺の利便性の向上や、にぎわいにつながるまちづくりについて調査検討してまいります。
P.150 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 同駅を中心とした観光拠点づくりは、まだまだこれからであり、様々な可能性を包含しております。JR東日本との協定も、間もなく期間が終了します。ぜひ協定の延長を行い、当初掲げられた様々な目的を達成されますよう、今後の取組に期待し、次の質問に移ります。
観光客の回遊性向上について伺います。本市を訪れる観光客の回遊性を高め、飲食や宿泊等の消費行動につなげていく仕掛けづくりは、本市観光にとって喫緊の課題です。本市には、先ほどのあしかがフラワーパーク駅を含む10駅を有する2路線の鉄道が走り、本数は多くありませんが、生活路線バスも走っております。しかし、駅からの2次交通が不足していたり、観光拠点が整備されていなかったりと、課題も少なくありません。
以前も指摘した、年間150万人を集めるあしかがフラワーパークから中心市街地へ、いかに回遊していただくかも大きな課題です。観光回遊性向上に向けた取組の現状と、今後の展望について伺います。
P.151 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの御質問にお答えします。
全国的な観光需要の高まりの中、本市の観光客入込数と宿泊数は順調に回復しておりますが、議員御指摘のとおり、観光による町なかの活性化のためには、回遊性の向上と消費行動の促進が課題であると認識しております。
本市では、これまで足利市観光協会やJR東日本等と連携して、ゴールデンウイーク期間を中心にパークアンドトレインライドの実施や、JR足利駅とあしかがフラワーパークに臨時観光案内所を設置して町なかへの観光案内を行うほか、市内回遊特別割引券等を配布して回遊性を高める努力をしてまいりました。
また、足利灯り物語やマルシェの開催、夜景サミットや医学系学会等のコンベンションを誘致して、消費行動の促進につなげる取組を行ってまいりました。さらに最近では、民間事業者等による物販や飲食を伴ったイベント、あるいは音楽イベント等が開催されるなど、町なかのにぎわい創出と滞在時間の延伸、消費行動の促進などに寄与すると考えられるイベントが増えております。
今後は、地域関係団体や商業者等との連携はもとより、民間事業者等のイベントも本市の魅力の一つと捉えて情報収集と連携を積極的に行うことで、課題解決に向け取り組んでまいります。
P.151 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 現場も拝見させていただいておりますが、パークアンドトレインライドや市内回遊特別割引券配布は、一定の効果を上げていると思っております。
再質問します。現状本市は、鑁阿寺や史跡足利学校のある中心市街地と、あしかがフラワーパーク、栗田美術館がある東部エリアの二つの観光拠点があります。それを両毛線や旧国道50号が結び、点と点が線になっております。その行き来を活発にすることはもちろん重要ですが、さらに新たな点となる観光拠点を整備し、線から三角形の面にすることも有効と考えます。例えば樺崎寺跡のある北エリアには、キャンプ場や釣堀、インターチェンジもあります。さらに、博物館や樺崎寺跡のガイダンス施設を整備することで、魅力的な拠点となり得ます。線が面になることで、観光客の経済効果はさらに広がると考えられます。
鎌倉市、小樽市、金沢市など、名だたる観光地には点が多く、五角形、六角形などの面を形成しているため、移動途中で観光客にお金を使っていただけます。さらなる回遊性向上と経済効果の拡大について、所見を伺います。
P.151 産業観光部長(山岡真二)
◎産業観光部長(山岡真二) ただいまの再質問にお答えします。
北部エリアにつきましては、樺崎八幡宮の保存活用計画の策定を検討しており、新たな観光拠点施設として期待されており、市の中心市街地と東部エリアの観光拠点施設を三角形で結び面とするという議員の御提案につきまして、回遊性の向上など、滞在時間の延伸につなげてまいりたいと考えております。
経済効果を拡大させるには、地域関係者や商業者の連携が必要であるため、その部分につきましても鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
P.152 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) ぜひ本市観光を線から面にステップアップできるような戦略を、内外の関係者とも議論いただければ幸いです。
次の質問に移ります。プロスポーツの活用について、プロスポーツチームとの連携についてお伺いします。県内には、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどの多くのプロスポーツ団体があります。言うまでもなく、そうした団体と連携することで、先発議員とやり取りがあったような様々な効果が期待されます。現在本市では、宇都宮ブレックス、宇都宮ブリッツェン、栃木シティフットボールクラブと包括連携協定を、レーヴィス栃木とはホームタウンパートナー連携協定を締結しています。短期間で4団体との協定を締結できたのも、市長の実績であると思います。
そこで、現在本市と協定を締結している団体とはどのような事業を行っているのか。また、今後実施を検討している事業はあるのか、具体的にお伺いします。
P.152 総合政策部長(小宮一夫)
◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの御質問にお答えします。
本市では、これまで協定を締結したスポーツチームと連携し、スポーツ振興はもとより、青少年育成や市民の健康づくりといった様々な事業に取り組んでまいりました。
具体的には、包括連携協定を締結しているプロサイクルロードレースチームである宇都宮ブリッツェンには、本市が推進しているサイクルツーリズム事業に対し、継続的に御協力いただくとともに、市内青少年を対象とした交通安全教室の実施に向けて検討を進めております。
また、プロバスケットボールチーム宇都宮ブレックスには、同じく包括連携協定パートナー企業である株式会社セブン―イレブン・ジャパンと連携し、市内高校に食育を切り口とした出前授業を実施していただくなど、新たな取組も生まれております。
加えて、令和6年度新たに包括連携協定を締結したプロサッカーチームの栃木シティフットボールクラブには、足利ガスグラウンドにおいて公開練習と、子供向けサッカークリニックを行っていただいたほか、市内スポンサー企業にも御協力いただき、令和6年9月28日に栃木市で開催されるホームゲームを足利市民デーと位置づけ、本市在住の方など500名を招待いただいております。
また、本市とホームタウンパートナー連携協定を締結したバレーボールチームのレーヴィス栃木は、これまで小中学生を対象としたバレーボール教室を積極的に展開する中、令和6年3月、見事念願のVリーグ参入を果たしました。今後、本市のスポーツ振興やバレーボールの普及、発展に寄与していただくものと考えております。
本市として、引き続き各チームの活躍を期待し、応援しながら、各チームのプロフェッショナルならではの知見やネットワークを活用した連携事業の実施を図ってまいります。
P.152 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) プロチームとの連携において、様々な効果や可能性があることを再確認させていただきました。
そこで、まず経済効果について再質問します。ホーム戦では、地元のホーム客はもちろん、他市からアウェイ客の皆様が御来場していただけます。チケット、物販、スポンサー収入などのチームの売上げだけでも大きな効果があります。太田市の群馬クレインサンダースは、昨シーズン15億9,000万円の売上げを計上しています。さらに、来場者が試合前後に行う経済活動による経済効果も期待されます。その規模が大きくなれば、波及効果も比例します。経済波及効果には様々な算定方法があり、単純比較はできませんが、チームや研究機関の発表を見ると、年間ホーム戦で数億円から数十億円というものが多い状況です。
そこで、先進自治体に倣い、観戦に来ていただいたファンの皆様に魅力ある飲食店や応援してくれる協力店を紹介し、楽しい思い出をつくっていただくことでリピーターにつながり、経済効果を高められるのではないでしょうか。
また、店舗や企業側にも、こういったプロスポーツの試合情報を的確に伝え、割引サービスやオリジナルメニューを企画していただく。このように、双方へ情報が届くだけで経済効果は大きくなっていきます。情報プラットフォームの整備も含め、所見をお伺いします。
P.153 総合政策部長(小宮一夫)
◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。
議員から御提案いただいた双方向型の情報発信の仕組みは市内経済を活性化させ、本市を訪れる観客などの満足度を高める一つの方策として、大変有効であると考えております。
足利商工会議所や足利市観光協会など様々な団体との連携が必要であり、庁内においても各セクションとの連携をしっかり取って進める必要があると考えております。今後とも、実現に向けて検討してまいります。
P.153 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) この情報プラットフォームができるだけで、スポーツのみならず、コンサートや演劇、河川敷でのイベントなど、多くの来場者を地域経済の活性化につなげ、来場者の満足度も上げることができます。関連部署に横串を刺して協議いただければ幸いです。
再質問します。協定を結んだとはいえ、まだ日が浅いため、市民への定着には課題があります。そこで、まず市民への周知を後押しし、応援する機運をつくっていくことが必要と考えます。例えば市内の公共施設に選手のユニフォームやのぼり、ポスターなどを掲示する応援コーナーを置いてみてはいかがでしょうか。具体的には、FUKAI SQUARE GARDEN足利には宇都宮ブレックスとレーヴィス栃木、足利ガスグラウンドには栃木シティフットボールクラブ、新たにサイクル拠点となるわたらせリバープラザには宇都宮ブリッツェンというイメージです。
スペースの問題がある場合は、のぼりを数本置くだけでも雰囲気が変わります。細かいことではありますが、こうしたことの積み重ねがファンを増やし、足利全体の熱を上げると思います。所見をお伺いします。
P.153 総合政策部長(小宮一夫)
◎総合政策部長(小宮一夫) 再質問にお答えします。
連携しているチームの認知度を高め、市民の各チームへの愛着を醸成する方法として、御提案の内容は非常に有効であると考えます。まず、各チームの意向を確認し、施設側の条件を確認しながら検討を進めたいと思っております。
また、市内開催のイベントなどに各チームのブースを出展していただくなど、様々な機会を通して今後もPRを進めてまいりたいと考えております。
P.153 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) この方法であれば、過度な事業費もかからないため、前向きに御検討ください。チームはまちのために、まちはチームのために、相互に協力しながらプロスポーツの可能性を最大限引き出せる連携構築をお願いし、次の質問に移ります。
渡良瀬川の活用についてのうち、かわまちづくりについて伺います。これまで、渡良瀬川をはじめとした水辺の活用について、幾度となく質問させていただきました。今回は、大きな事業が節目を迎え、新たな事業が始まる重要なタイミングですので、幾つか伺ってまいります。
自治体の財政負担を軽減しつつ、民間投資で公園の質や利便性を向上する本市初のPark―PFIが、本町緑地の一部で導入されました。その主要施設であるわたらせリバープラザが令和6年12月に開業を予定しております。現在の進捗状況と、今後の展望について伺います。
このたび、新たにサイクルツーリズム推進事業における足利市かわまちづくり計画が、国土交通省によりかわまちづくり支援制度に登録されました。渡良瀬川のみならず、その支川も含め全体的な整備ができることから、本市の水辺を大きく変えるまたとない機会となります。
そこで、同事業の計画期間や整備内容、国からの整備支援などの概要を伺います。
P.154 都市建設部長(新井正章)
◎都市建設部長(新井正章) ただいまの御質問にお答えします。
最初に、本町緑地の進捗状況についてです。令和5年、施設を運営するコネクトわたらせと基本協定を締結し、令和6年3月6日に起工式を行いました。5月からは、国の許可を受け、ハンバーガーショップや地元の野菜などを販売する店舗、サイクリストが休憩やメンテナンスのできるブース、また子供向けの職場体験やeスポーツができる施設整備に着手し、現在は完成に向け順調に工事を行っているところです。今後は、11月23日に竣工式を行い、12月1日にオープン予定と伺っております。
今後の展望については、工事着手以降問合せも多く、市民の関心の高さがうかがえます。今後、渡良瀬川の魅力を再認識する施設となることを期待し、市としてもできる限り支援していきたいと考えております。
続いて、サイクルツーリズム推進事業における足利市かわまちづくり計画についてです。本計画の計画期間は、令和7年度から令和11年度の5年間で、渡良瀬川とまちを有機的につなぎ合わせる拠点整備や、サイクリストが楽しく安全に走行できる環境整備を進めるため、サイクルツーリズムの推進を目的とした新たなかわまちづくり計画を策定し、国の支援制度に登録いただいたものです。
本制度に登録されたことにより、河川管理者である国の直轄事業として、計画実現に必要なハード施策、ソフト施策の支援をいただくことができます。具体的には、国ではサイクリストの拠点となる本町緑地からエコアールグリーンプラザまでの河川内通路や、新クリーンセンターへの渡良瀬川堤防上からのスロープなどを整備していただきます。引き続き国と連携して、計画実現のため積極的に取り組んでまいります。
P.154 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 本町緑地、サイクルツーリズム、双方に関連する点について再質問します。
渡良瀬川の左岸サイクリングロードは、緑橋から田中橋まで一直線につながっておらず、一度右岸に渡る構造となっています。今回の整備では、これら左岸のサイクリングロードを整備し、一直線につなぐ予定とのことです。
そこで、以前一般質問で課題を指摘させていただいたわたらせリバープラザから渡瀬橋歌碑への動線について、今回の整備は渡りに船だと考えております。新たなサイクリングロードから堤防天端まで階段等を整備していただければ、安全に歌碑を見て、帰りに店舗を利用いただけるのではないでしょうか。所見を伺います。
P.154 都市建設部長(新井正章)
◎都市建設部長(新井正章) ただいまの再質問にお答えします。
今回の整備により、本町緑地から渡良瀬橋、中橋、田中橋の河川敷を経由し、エコアールグリーンプラザまで管理用通路が結ばれることから、サイクリストはもとより、ウオーキングでの利用にも期待しているところであります。
歌碑への動線の確保につきましては、市内観光施設との回遊性の向上にもつながることから、今後安全面等を考慮しながら検討してまいりたいと思います。
P.154 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) ぜひお願いします。
再質問します。5年間という長い整備期間であるため、工事の優先順位も重要となってまいります。私は、比較的早い段階から、進捗を見える化させることが重要だと考えております。それにより市民の理解を広げ、水辺の利活用を推進し、町なかににぎわいをつくることができます。そのためには、中橋が完成する令和10年度までに、渡良瀬川の本市中心部の工事を完了することが有効と考えます。工事の優先順位について、現段階の考えを伺います。
P.155 都市建設部長(新井正章)
◎都市建設部長(新井正章) ただいまの再質問にお答えします。
工事の優先順位につきましては、今後国において実施する詳細設計の中で検討しますが、議員御提案のとおり中橋架け替えや新クリーンセンターの各事業の完成を見据えて整備を進められるよう、国と調整したいと思います。
P.155 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 目立つ場所は、できるだけ早く取り組んでいただければと思います。
再質問します。今回の登録で公表された国の資料には、国土交通省では、この取組に対し、河川空間において営利活動を実施する場合には、都市・地域再生等利用区域の指定等の支援を実施していきますという旨の記載があります。同区域は、本町緑地の一部で指定されておりますが、それ以外の渡良瀬川河川区域では未指定です。指定により、過去に「市民力」創出協働事業で試行的に行われたキャンプやバーベキュー、あるいは数か月、数年に及ぶ飲食店の設置などが可能になります。イベント型ではなく、常設型の集客コンテンツが水辺に生まれ、観光やナイトタイムエコノミーの推進にもつながると考えますが、所見を伺います。
P.155 都市建設部長(新井正章)
◎都市建設部長(新井正章) ただいまの再質問にお答えします。
今回策定したかわまちづくり計画の中で実施する管理用通路などの整備により、渡良瀬川河川敷のさらなる利用価値を高め、川の流れや河川に親しむ人の増加を期待しているところです。
そして、河川空間における営利活動のニーズを把握して、都市・地域再生等利用区域を指定することにより、さらなる利活用が図られまちのにぎわいにつながるよう、国と連携を図りながら検討を進めたいと思います。
P.155 13番議員(末吉利啓)
◆13番議員(末吉利啓) 同区域指定は、町なかのにぎわい創出の鍵となるはずです。
中橋架け替え、水辺の活用、サイクルツーリズム等、これら有効なコンテンツをタイミングよくつなぎ合わせ、本市にしかない魅力あふれる、誇れる町なかエリアを早川市長にはつくっていただきたいと思います。
先ほどの都市建設部長の答弁をもちまして、私の全ての質問を終了します。






