早稲田大学マニュフェスト研究所が毎年発表している「議会改革度調査ランキング」が公開されました。

回答があった全国の1416の議会中(都道府県市町村すべて)、足利市は232位に入ることができました。残念ながら昨年の211位からランクダウンしました。全国の議会が議会改革に取り組んでいるので、その中で大きくランクアップをするには、多くの改革を進める必要があります。いずれにせよ善政競争ですので、住民にとっては良いことだと思います。
そういった観点から、今回は順位ではなく得点から自分なりに分析してみたいと思います。



まず総合得点は前回の1142点から1597点と大きく加点することができました。特に情報共有と機能強化が目立ちます。前年度の議会改革の意向調査で以下を提案しましたが、共に実現していただき情報共有の評価に影響したと考えられます。

⑴常任委員会、全員協議会、特別委員会議事録のネット公開
⑵議案のネット公開

その他に1年間で実現した私が把握している改善点は以下の通りです。

⑶常任委員会、特別委員会の日時、件名などの事前周知
⑷専門家による研修会開催
⑸議事録作成音声認識ソフト導入

⑶は情報共有、⑷と⑸は機能強化の評価に反映されたと考えられます。

26期の前期で私から提案した案件は以下の一本です。

●全員協議会のインターネット配信等
・・・議会での議論は本会議、委員会だけではない。特に重要な案件について、事前通告なしで質疑が交わされる全員協議会の模様を市民に伝える意義は大きい。議会の実態を伝えるコンテンツを増やすことで、市政、議会への関心を高め、政治参加を促すことに繋がる。

こちらも情報共有に効果を上げると予想されます。
その他にも議員定数の適正化、議員のなり手不足、政務活動費のあり方など、DXの推進など議論しなければいけない案件は多数あります。

毎年言いますが、これはあくまでひとつの評価基準。市民の皆様から評価され、信頼される議会を目指し、これからも邁進します。

□足利市議会のこれまでの議会改革調査総合ランキング順位
 2022年 232位
 2021年 211位
 2020年 213位
 2019年 192位
 2018年 160位

□議会改革度調査2022総合ランキング
http://www.maniken.jp/gikai/2022rank_sougou.pdf