今年8月、足利市議会として初となる、議会に関する市民アンケートを実施しました。様々な事業や改革を行うにあたって、市議会の評価や市民の皆様の意識を把握する必要がありました。
その旨を広報広聴常任委員会で提言し、委員の皆様からご賛同いただき、今回の運びとなりました。今回の結果をいくつかのポイントから分析したいと思います。

■回答者は議会に関心がある方
グラフにある通り、議会だよりを「見ている+たまに見ている」という方が85%とかなり議会に関心がある方が回答をいただいた傾向が見られます。少し古いデータですが、市が行っているアンケートでは51.9%と乖離がありますので、関心がない層の意見は比較的反映されていない可能性があります。

■評価できない意見が多い
Q7の評価は「まったく評価できない+あまり評価できない」が56%に対し「評価できる+少し評価できる」が15%と大差がついています。5月臨時会での騒動も要因の一つかもしれませんが、真摯に受け止める必要があります。
Q5の市民の声の反映も同様で、反映されていないと受け止めている方が多くいらっしゃいます。個々の議員の活動もですが、議会として広報広聴を更に強化する必要性が感じられます。

■自由記載も厳しい意見が目立つ
定数や報酬を減らすべき、質の低下を感じる、やる気を感じないなど、議会に対する厳しい意見が目立ちます。ここでは主なものをまとめてありますが、同様の意見も複数ありました。先の市議選や臨時会の件もあり、定数に関するご意見が多い印象です。中には最近の活動を見てご評価いただいているものもあり、事業の今後に活かせると感じました。

アンケートの類は手間がかかります。以前より容易になりましたが、手間であることは確かです。そんななか時間を割いてご協力いただいているということは、何かしら伝えたいとの思いからだと推察できます。
だからこそその思いに応えるべく、更なる議会改革や広報広聴活動を進めていきたいと決意を新たにしました。今回の厳しい評価をスタートラインとして、来年は少しでも改善させたいと思います。

□詳細
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/manage/contents/upload/656694ba4f78e.pdf