足利市大橋町にあった「足利市民活動センター」が解体されています。同センターはもともと県の保健所として建設され、市に移管されて同センターとして使われてきました。老朽化と公共施設適正化のため、2020年3月に生涯学習センター(相生町)に複合化が完了し、未利用施設となっていました。

市民活動を支え続けた在りし日のセンター

私自身、市議会一般質問等で「未利用施設の積極的な活用や処分をすべき」と提言をして参りました。特に市街化区域においては、解体後に様々な活用が考えられるため、賃借や売却を検討することが有効です。同センターは市街化区域にあり、学校等も近く住宅需要も高いことから、「建物解体撤去」「戸建て専用の住宅用地」という条件を付し、2023年に入札公告が行われました。そして同年12月、市内民間企業が512万円(予定価格210万円)で落札して現在に至っています。

解体されたセンター(2024.4.23撮影)

未利用施設を放置すれば、草木が繁茂し動物や虫が集まる廃墟となり、犯罪や火災のリスクを生むだけでなく、市民にマイナスのマインドを与えます。今回はそれを民間に売却し、新たな住宅を建設し、移住定住に繋げ新たな歳入を増やすことに繋がりました。

早川市長はこうした未利用施設の活用や処分を、積極的に行う方針を示しています。私も同意見でありますので、より有効かつ市民にとってプラスとなる方法を議論、提言し続けたいと思います。

【過去の一般質問】
□R4.6遊休資産の活用
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=356
□R3.3遊休資産の活用
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=256

【過去記事】
□【変わる未来】未利用施設の旧大久保分校が美術館に
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2826
□【募集開始】足利市の遊休公共施設を有効活用
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2719