少し前の話ですが、令和5年6月定例会一般質問で「シンボルロード(家富町堀込線)で無電柱化を実施する」旨の答弁がありました。これまで石畳が配されたまちなかエリアにおいて、無電柱化の推進を様々な場で提言してきました。
詳細は【過去の一般質問】をご覧ください。

■無電柱化のメリット
交通事故防止や災害対策、観光客のホスピタリティー改善に繋がります。鑁阿寺や足利学校周辺では狭隘な道路に電柱が立ち、歩行者の安全が危惧されています。これがなくなることで、安心して観光を楽しむことができます。
また、良好な景観形成にも繋がります。電柱、電線がなくなることでスカイラインがすっきりして、魅力ある歴史的なまちなみを作り上げることができます。不動産価値も上がり、経済効果も高まります。

金沢市の無電柱化事例

地中化に伴い設置が必要な変圧器(トランス)


■無電柱化のタイミング
無電柱化は、タイミングを逃すと立ち上げに時間とコストがかかります。現在、市内では大日西地区、中央地区は土地区画整理事業が順調に進んでいます。区画整理でまちなみを生まれ変えるこのタイミングに、鑁阿寺、足利学校周辺の無電柱化を進めるべきと考えます。

財源としてこれまで何度も提言してきた「歴史的風致維持向上計画(通称:歴まち計画)」の策定が有効です。無電柱化に対する財政措置がありますので検討の価値はあります。

今回はシンボルロード(家富町堀込線)で実施する旨が発表されました。こちらは特に歩道が狭隘で危険です。新たに架け替えられる中橋、そこから市役所に伸びるこの道が無電柱化され、道路も拡幅します。シンボルロードとして歴史観光都市として恥じない魅力あるエリアになることを期待しています。

足利市のシンボルロードには多くの電線が走る

シンボルロードの位置


【過去の一般質問】
□R5.6 景観行政
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=439
□H29.6 無電柱化
https://sueyoshi-toshihiro.com/?page_id=1233