栃木県はR2年度から自動運転の実証実験「ABCプロジェクト」に取り組んでいます。県内25市町から10カ所を選定し、4年間かけてそれぞれの自治体の課題に適した自動運転の導入実験を行うものです。
□ABCプロジェクト
http://abc-project.tochigi.jp/

前回に引き続き、2回目は壬生町を(※コロナ禍ですので個人的に)して参りました。あらためてご報告いたします。詳細は以下の通りです。

公園の敷地内を1周するコース

壬生町での実証実験
■運行期間/2022年2月26日~3月6日
■自動運転レベル/レベル2〜レベル3(停止・発進に運転手介入しない、公園内限定)
■走行ルート/道の駅壬生・とちぎわんぱく公園内(1周2.2km)
■停留所/7カ所
■車両/電動小型バスNAVYA ARMA(最高時速18km、最大乗客5人、ハンドル無、運転手コントローラー)
■実証実験選定のポイント/公園等のアクセス向上、近隣施設の回遊性向上、新たな人流の可能性、
■ニュース(動画)/https://youtu.be/vres8qH2fWE

前回の小山市との大きな違いは以下です。

⑴一部公道でほとんど敷地内
⑵車両が小さい
⑶ハンドルが無く運転席はない(※スペースはある)

NAVYAのARMAは通行者からも注目を集めていた

緊急時等に使うのはハンドルではなく市販のコントローラー

バス停に停車し、ドアを開け、閉め、出発する一連の流れを人の操作なしに行っていて、小山市のそれより1段階上の自動運転レベルを体感することができました。
走行は速度20kmに満たないゆっくりしたものでしたが、公園内の歩行者をゆっくり的確に避けていたのが印象的でした。若干ブレーキが強い印象でしたが、そこまで気になるレベルではありません。また、車両は全世界での導入事例があり、多くのノウハウを蓄積されているフランスNAVYAのARMAです。設計上の前後がなく、どちら向きでも走る(スイッチバック)ことが可能なためUターンが不要になります。

恐らく、2足利市での実験はこのタイプに近い車両になりそうです。中心地の石畳通りや北仲通り等をこのような魅力的な車両が走ると思うと、いろいろな妄想が膨らみワクワクしてきます。
ぜひ2022年度実施予定の足利市での実証実験をご注目いただければと思います。

【過去議事録・録画】
□令和3年第6回定例会(技術革新によるまちづくり)
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=295
□令和元年第4回定例会(自動運転化社会への対応)
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=69
□平成30年第3回定例会(自動運転化社会への対応)
https://sueyoshi-toshihiro.com/?page_id=1874