早稲田大学マニュフェスト研究所が毎年発表している「議会改革度調査ランキング」が公開されました。
回答があった全国の1562議会中、足利市は80位に入ることができました。ランキングが始まって以来100位以内に入るのは初めてです。全国の議会が議会改革に取り組んでいる中で大きくランクアップできたことは、素直に喜んでいいと考えます。いずれにせよ善政競争ですので、住民にとっては良いことです。今回もアンケート回答をもとに、自分なりに分析してみたいと思います。
まず総合得点は前回の1597点から1720点と大きく加点することができました。特に住民参加が目立ちます。これはコロナ禍でできなかった事業を再開できたことを含む、広報広聴活動の推進が奏功したものと思われます。
⑴中学校出張議会の再開
⑵オンライン議会報告会・意見交換会の実施
⑶議会市民アンケートの実施
⑷マイチャレンジ事業の実施
⑸市議会サイトに議員のHPやSNSのリンクを掲示
⑹市議会SNSの開始
その他に考えられる加点の要因は以下です。
⑺調査を踏まえた政策案などの取りまとめ(特別委員会)
⑻タブレットを使った一部会議のオンライン化
また、足利市議会の弱い分野も浮き彫りになりました。
①議員間討議の仕組みや実績
②他機関との連携体制
③議員のなり手不足への対応
特に③は1人オーバーの選挙を経た足利市議会喫緊の課題です。現在、議会改革推進協議会で議論中ですが、できるだけ早い対策が打てるよう議論を進めていきたいです。
その他にも議員定数の適正化、政務活動費のあり方など、DXの推進など議論しなければいけない案件は多数あります。
毎年言いますが、これはあくまでひとつの評価基準。市民の皆様から評価され、信頼される議会を目指し、これからも邁進します。
□足利市議会のこれまでの議会改革調査総合ランキング順位
2023年 80位
2022年 232位
2021年 211位
2020年 213位
2019年 192位
2018年 160位
□議会改革度調査2023
→https://maniken.jp/maniken/2023gikai