現在架け替え工事が進んでいる中橋について、栃木県の情報をもとにポイントと今後のスケジュールをまとめてみました。
中橋は足利市中央を流れる渡良瀬川に架かる橋梁で、昭和11年竣工の貴重な歴史遺産でもあります。戦後になり堤防の基準が変わったため、河川改修により上下流の堤防はかさ上げされましたが、中橋については架設当時のままであり、橋梁の位置が堤防より低い状況になっています。河川水位が上昇した際、越水あるいは決壊する恐れがある国の「重要水防箇所Aランク」に位置付けられている防災上の課題でした。
30年以上架け替えが議論されてきましたが、昨今の豪雨災害を鑑みて国と県が事業化し、令和4年から工事が開始されました。
ポイントを幾つかあげつつ、関連するファイルのリンク(栃木県安足土木事務所サイト等)を貼っておきます。少し多いですが、ご関心のある方はぜひご覧ください。
●現中橋は下流に移設され歩行者・自転車用の橋となる
●新中橋は桁橋で歩道等もある
→https://www.youtube.com/watch?v=U4Qzw4CT_Ds
(動画/栃木県県土ちゃんねる)
●地元要望の左岸(北側)跨線橋へのエレベーター設置は協議中
●地元要望の踏切は跨線橋の東側に設置される
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/documents/20230824160251.pdf
●橋梁南北の交差点の右折禁止などの規制がなくなる(右折専用レーンの設置)
●自動車が通れないのは令和6年秋から約3年半
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/documents/20230824160047.pdf
●歩行者・自転車は仮橋を整備することで、中橋通行止め期間も通行を確保(通行止めにはならない)
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/documents/20230814150915.pdf
●渋滞対策は交通量調査を行い現在検討中
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/documents/20230814151013.pdf
●左岸(北側)の跨線橋は順次交通規制を実施
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/documents/20230815143754.pdf
□中橋架替事業に関する説明会(令和5年7月)
※その他の資料はこちらから
→https://www.pref.tochigi.lg.jp/h59/20230804_nakahasi.html
あくまで予定でありますので変更の可能性もあります。あらかじめご了承ください。また詳しくは栃木県安足土木事務所HPをご覧ください。