家族旅行の帰りに東武動物公園駅前にできた商業施設を見てきました。サラッと見ただけですのでミニ報告とさせていただきます。

同施設は敷地面積1万6500㎡、延べ床面積4900㎡の横長の敷地内に無印良品と東武ストアが入っています。もともと車両基地があった場所のため、このような広大な敷地を駅前で使うことができたようです。

アート作品の後ろには図書スペースも

さて、同施設のポイントをいくつか。

1)店舗前に広がる芝生エリア
これまでの考え方ですと、広場や公園は駅前などの一等地では「もったいない使い方」とされてきました。しかし、このような公共的空間があることで、市民の憩いの場となりエリアの価値を高めることに繋がっています。実際に芝生の上で食事をしたり、本を読んだりしている方がいらっしゃいました。イベント等のもちこみ企画も受け入れている様です。

駅前の一等地に広がる芝生広場

2)無印良品初のこころみ3つ
●みんなの台所・・創業支援の一つとしてレンタルキッチンが用意されています。調理、販売をすることでテストマーケティングにもなります。
●まちの案内所・・駅周辺の魅力的なスポットや行政等からのインフォメーションを届ける場所です。
●Open MUJI/学び舎・・教えたい人や学びたい人、売りたい人や買いたい人といった、モノコトをつなぐフリーレンタルスペースです。

新しい3つのこころみ

Open MUJI/学び舎では学生が勉強中

全体的に見ますと、昨今のトレンドをしっかりと取り入れたオシャレスポットという印象です。ただ儲けるために商売をするのではなく、いかに地域と繋がり、共に魅力ある空間を作っていくか。こうした考え方がこれからの商業施設には求められるのだと、再認識いたしました。

■無印良品 東武動物公園駅前
https://shop.muji.com/jp/tobudobutsukoen-ekimae/