「足利の未来はみんなで変える」それを実現するために、この1年間でしてきたことをふり返り、自己採点していきます。

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1)積極的な情報提供
とかく、地方議会や議員の活動は見えにくいです。足利市がどんな問題を抱えているのか、市議会議員は毎日なにをしているのか。そういった不透明感をなくし、身近なこととして、政治や議員を感じてもらう必要がありました。
そこでまずは知ることから、ということで、ホームページ、Facebook、Twitterなどのインターネット、市政レポートなどを使って市政の情報や、末吉の主張を提供してまいりました。また、市政報告会(気軽にトーク会)を2015年12月に開催して、市民の皆さんと情報を共有し一緒に考える機会を作りました。
 
【評価】 → 50点
市政レポートは年間1回の発送しかできませんでした。またネットでの情報提供も決して多くありませんでした。市政報告会も年間1回。正直、積極的とは言いがたい結果で大変申し訳なく思っています。
今年度は市政レポートは年間2回発送、ネットでの情報提供をより積極的に行います。また、市政報告会は形を変え、頻度を増やしたいと考えています。


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2)自分ごととして考える場をつくる
政治家と市民、行政と市民は、要望を言う側と聞く側という関係になりがちです。
政治家も、役所の職員も、市民も人間です。会って話しているうちに考えが変わったり、間違っていたことに気づいたり、新しいアイデアが生まれたり、常に正解は変わっていく可能性があります。言う側と聞く側の関係だけでは、お互い話し合いが平行線を辿り、解決に向けた動きが出にくくなってしまいます。
 
市民「○○に予算をつけてくれ!」
 → 行政「市は財政難で予算がさけない」
市民「○○を学校に配置してくれ!」
 → 行政「市の条例で行うことができない」
 
これを繰り返しているだけでは問題解決ができず、いたずらに時間が過ぎていきます。
 
課題は山積みだが、資源は限られている。
 
そんな社会情勢の中で、行政、政治家、市民がお互いが歩み寄り、一緒に考えていく合意形成が、これからは更に大切になっていくと考えます。市民ひとりひとりが自分のこととして考える場を、どのようにコーディネートしていくかも重要です。
 
それを実行するために昨年は2件ほど場を作らせていただきました。
ひとつは「史跡藤本観音山古墳保存整備事業」の対象となっているエリアで、地元住民の方々と公有化の停滞解消について一緒に考える場を、もうひとつは地元梁田地区で「高齢化が進む地域の課題解決」に向けた考える場を作らせていただきました。
 
【評価】 → 70点
藤本観音山古墳は個別・全体で話し合いを続け、担当部局に訴え、議会での一般質問を実施することにより前進することができました。行政担当者の積極的な働きかけのおかげで、結果を残す「実感」と「やりがい」を市民の方に見つけていただけたのではないかと思います。
梁田地区は昨年企画がたちあがり、本年度から本格始動の予定です。地域の課題をただ行政に「解決してくれ」と言うのではなく、本当の課題は何なのか、課題解決に適した解決策は何なのか、20年・30年後も維持できるのか、ということを自ら考え答えを出すプロジェクトです。大変な作業だとは思いますが、その素地ができたという意味では大きな一歩だと思います。


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以上2点、情報発信については落第点ですが、場作りは一定の進歩が見られたと考えています。今回の自己評価をもとに、今年度は更に「足利の未来をみんなで変えよう」と市民の皆様に思っていただけるよう努力していきます。
 
今後とも、足利市議会議員末吉利啓にご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。