「光陰矢のごとし」とはよく言ったもので、多くの方々と激戦を戦い抜いた足利市議会議員選挙から1年が経過します。
1年前のこの日、実に様々な方のご支援、ご協力で<2314票>というご信任を得て、市議会議員になることができました。
 
政治家の秘書経験もなければ、2世議員でもない、自治会やPTAの役員をやったこともない「まちおこしプロレスラー」が勝つことができたのは、この2314名の支持者の皆様と、市内外で応援していただいたたくさんの皆様のおかげです。
街頭演説で一緒に手を振っていただいた方々、選挙事務所でひとりひとりにお願いをしていただいた方々、友だちや家族に末吉利啓を薦めていただいた方々、しっかりと投票所で投票していただいた方々、この御恩は忘れることはできません。
 
この御恩に報いるべく、議員1年目は様々なことに取り組み、試行錯誤を繰り返してまいりました。
 
「議員1期目じゃ何もできないよ!」
 
こんなお言葉をいただくことも多かったことは事実ですが、一市民でいたころよりは、はるかにできることが増えたことも事実です。
 
地域の困りごと、まちおこしなどをしている団体の課題などを解決するため、市役所担当部署と折衝し、解決したり、あるいはそれにむけ前進させたり。それまでは話も聞いてもらえない内容も、地域や団体の意見として伝えることができるようになりました。
やはり2314票にはそれだけの重みがあるし、責任もあるのだと再認識しているところです。
 
この1年を振り返るなかで、選挙前からひたすら訴え続けている「足利の未来はみんなで変える」ということについて、一体どこまでできたのか評価してみたいと思います。

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■足利の未来はみんなで変える
 
日本が民主主義国家である以上、政治は市民・国民が決めるものです。しかし、長年の政治家や業界団体との癒着、不祥事などにより政治不信は強くなる一方です。さらには政治や選挙権に関する教育が進んでいない学校、娯楽の多様化、長引く不況など様々な要因で、政治に対する無関心が広がっています。
しかし、このまま投票率の低下が進めば、政治は選挙に行く人たち(組織票、地域票など)のためにしか動いてくれなくなります。これから日本を背負っていく若い世代、子育て世代などは特に投票率が低いです。
このまま若い世代が選挙に行かなければ、政治はこの世代を無視することになります。
 
「どうせ選挙に行かないのだから...」
 
ドライな言い方かもしれませんが、そういった発想になるのは自然だと思います。
 
その最たる例が、最近話題になっている保育園問題です。これも若い子育て世代の投票率が低いため、投票率の高い高齢者向けの政策が優先されていくのです。
 
ではどうすれば、未来を変え、住みやすいまち、住みたくなるまちに変えていくことができるのか。
 
それには、自分たちが政治を変える、未来を変える、それができる、という「実感」と「やりがい」を見つけてもらうことが重要だと考えています。
 
「足利の未来はみんなで変える」それを実現するためにしてきたことをふり返ります。


後編につづく...