2020年8月1日付の下野新聞にも掲載されましたが、足利市にとって重要なシンボルである中橋の整備について大きな動きがありました。「架け替え妥当」の判断が国の専門家会議で示されたことはお伝えしましたが、具体的整備手法について以下の方針が決まりました。

⑴3連アーチを下流側に動かして自転車・歩行者専用橋とする
⑵3連アーチは橋脚を高くして新しい堤防の高さに合わせる
⑶上流側に自動車専用橋を整備する

両橋の堤防着地点は新しくかさ上げされた高さになるため、重要水防箇所に指定されていた防災上の危険性を除去できます。更に市民にとってシンボルでもあり、重要な歴史資源である3連アーチ(ブレースドタイドアーチ)を後世に受け継ぐこともできます

防災対策と市民の誇りを両立できる素晴らしい手法が示されたことに、大変嬉しく思っています。あらためて、事業主体である国・県、そして市民や議会の声をしっかり伝えてくれた市当局に対し感謝するところであります。

詳細については後ほど解説させていただきます。
いずれにしても、数十年来の懸案がこうした形で動き出したことは、足利市にとって非常なターニングポイントであることは間違いありません。

□下野新聞(2020.7.30)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/340782
□下野新聞(2020.8.1)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/341981
□末吉利啓 議事録(令和元年第3回定例会)
https://sueyoshi-toshihiro.com/?page_id=2113

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