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令和元年第3回定例会(9月)

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令和元年第3回定例会 9月10日

1.市長の政治姿勢について(足利高校・足利女子高校の統合新高校、足利市民会館の建てかえ、中橋のかけかえ)
2.技術革新によるまちづくりの変化について(自動運転化社会への対応)
3.文化観光交流について(全国足利氏ゆかりの会)

◆5番議員(末吉利啓) 発言の機会をいただきましたので、順次質問をしてまいりたいと思います。市長の政治姿勢のうち、足利高校・足利女子高校統合新校についてお伺いいたします。ことし8月20日、市長が記者会見において、足利高校、足利女子高校統合新校に対して、現在の足利市民会館の敷地を提供する旨の発表がありました。私も従前から、統合新校建設予定地が市民会館や図書館、有楽公園など市所有敷地に隣接することから、県と市の垣根を超えた公共施設再編協議の必要性を強く感じておりました。今回の方針決定は、栃木県、足利市、両者にとって大変有効なものと評価できると考えます。

  そこで、今後行われる栃木県との具体的な協議に当たり、基本的な考え方や本市の狙いをお聞かせください。

 

◎市長(和泉聡) 5番、末吉利啓議員の御質問にお答えします。

  県教育委員会が公表した令和4年度からの足利高校、足利女子高校の統合の方針を受け、その統合新高校の整備用地として、現在の足利女子高校敷地に隣接する足利市民会館の敷地の一部を県に提供し、既存の敷地と一体的な土地利用のもと、魅力ある高校の整備を県に提案したことを過日公表しました。地元の自治体から県立高校の敷地として用地を提供するという今回の提案に対しては、県教育委員会からも高い評価をいただいております。具体的には、市内にある県所有の土地との等価交換を前提とした協議を進めていきますが、市民会館がいつまで使用できるのか、また統合新高校の校舎がいつごろ完成し、いつごろから生徒がそこで学べるようになるのかなど、県が考える整備スケジュールに合わせ、本市も協力していきたいと思っております。

  次に、狙いについてです。私は、新たにできる学校が、日本最古の足利学校があるまちにふさわしい、教育環境が整備された魅力ある県内屈指の普通科高校となるよう強く願っております。しかしながら、統合新高校の整備用地となる足利女子高校は、県内の普通科高校で最も敷地が狭いと聞いています。さらに、隣接する足利市民会館は築後53年が経過し、耐震性がないことに加え、老朽化が著しく、施設の利用に影響が生じている状況から、早期建てかえが喫緊の課題となっております。このため、市民会館の敷地の一部を提供し、新高校の敷地として一体的に整備していただくことで、教育環境の充実に市としても貢献しようとするものです。

  私は、統合新高校が私たちが後世に残せる最大の財産となるよう、そして地元はもちろん、国内外で活躍できる優秀な人材を一人でも多く輩出できるようなまちになることを願ってやみません。このような思いのもと、引き続き県教育委員会と積極的に協議を進めてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  先ほどの市長の答弁にありましたとおり、これからの世代、これからの足利市にとって大変重要な課題でありますので、まずは何といっても子供たち、若い世代に対して何ができるのか、何をすべきなのか、この辺の視点を重要視しながら議論をしていきたいと思います。

  現市民会館の敷地の一部を県所有地と等価交換する方針であるとのことですが、市内にある県所有地もある程度限られます。話の流れから、現足利高校の土地が有力な候補として考えられます。少し先走った議論かもしれませんが、もしそうなると仮定した場合、校舎や体育館など躯体のしっかりとした施設が多い学校建築の除却費用が本市にとって大きな重荷になることが予想されます。まだ使える、地域のシンボルだという意見もあるかもしれませんが、財源不足が生じた場合、老朽化をしても除却費用が捻出できず、放置した結果、廃墟となり、景観を害し、火災や犯罪のリスクを高め、住民のマインドを低下させることにつながります。公共施設を2055年までに40%から50%削減すると目標を掲げた以上は、上物についても踏み込んだ議論が必要と考えますが、御所見をお聞かせください。

 

◎総合政策部長(柴崎正人) ただいまのお話につきましては、県の教育委員会との今後の協議になろうかと思いますが、候補の一つとしては挙げられるのだろうかというふうには思われます。土地交換につきまして、これから県教育委員会と具体的に協議をしていきたいと思います。

  また、仮定のお話で、現時点であれこれと申し上げることは適当ではないのだろうというふうに思います。もっと踏み込んだ形で、絞り込んだ形で、その対象地といったものが見えてきた段階で、もしそれが公共施設の再編に絡むような案件であれば、その時点でしっかりと議論をしていくようにしていきたいというふうに思っております。

 

◆5番議員(末吉利啓) とはいえども、ある程度想定できる部分もございますので、こちら側の準備をするということは大変重要だと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

  公共施設の中でも、学校施設は特に延べ床面積が大きく、維持費も高くなります。これまで、新消防本部の設計や保健センター、水道庁舎の移転など、多くの職員の皆さんの努力で、少しずつではありますが、延べ床面積縮減に努めてまいりました。本市公共施設の持続可能な再編に十分留意され、その努力に逆行することのないよう、県との協議をお願い申し上げます。

  再質問いたします。統合新校に市立図書館が隣接していることは、進学先を選ぶ際の大きなセールスポイントとなり得ます。現在でも、多くの足利高校、足利女子高校の学生が勉強や読書に利用しております。

  県から交付された4億5,500万円は、現在図書館施設整備基金として積み立てられています。この基金を財源に図書館を整備する際には、統合新校の学生が利用しやすいものとすることが望ましいと考えます。校舎からアクセスできる通用口の整備、進学やキャリア形成に特化したコーナーや相談窓口の設置なども考えられます。統合新校と市立図書館との積極的な連携によるさらなる魅力向上について御所見をお聞かせください。

 

◎教育次長(邉見隆) 議員御指摘のとおり、学校の隣に図書館があるというような恵まれた環境にある高校は県内でもまれではないかというふうに考えております。現在でも、夕方からは多くの高校生に談話室は利用してもらっております。新高校開校後も、引き続き多くの高校生に利用してもらえるような図書館運営に努めてまいりたいと考えております。

  現在、公共施設の再編計画を策定中であります。図書館についても同様な計画の中で改修整備が必要になったときには、議員御提案のさまざまなアイデアについても十分検討してまいりたいと考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) 4大公共施設の整備という当面の大きな課題がありますので、図書館の建てかえまではなかなか議論がしにくいところもあります。しかしながら、統合新校の魅力向上に資する可能性を大いに秘めていることを念頭に今後の検討を進めていただければと思います。

  今回の方針決定は、足利学校がある学問のまち足利市再建の大きな一歩です。県教育委員会と連携し、県内屈指の魅力ある普通科高校を目指し、県へのできる限りの協力をお願いし、次の質問に移ります。

  足利市民会館建てかえについてお伺いいたします。統合新校の発表があった同記者会見において、足利市民会館の建てかえ場所を現在の市民プラザとする発表もなされました。市民会館の老朽化と公共施設総量の適正化という大きな課題をクリアするために、本市の芸術文化拠点施設について大きな決断がなされたわけであります。市民会館建てかえについて、基本的な考え方や本市が目指す文化ホールのイメージについて市長のお考えをお聞かせください。

 

◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  本市の市民会館は、全国でも数少ないNHK交響楽団の定期公演の場として定着しており、また世界的な指揮者である佐渡裕氏のツアーに組み込まれるなど、その存在価値は今でも非常に高いものと認識しています。また、足利ユースオーケストラや市民オペラなど市民参加型の芸術文化施設としても有効に活用されており、さらには市内の小中学生や高校生を対象とした芸術教室を昭和43年から継続的に開催するなど、市民にとって大変身近な施設であると考えています。

  その一方で、この市民会館は老朽化が大変進んでおり、その対応も待ったなしの状態であり、私は危機感を抱いておりました。本市の公共施設については、既に足利市公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化や複合化を進めております。また、平成30年から公共施設再編計画の策定作業を進めており、社会ニーズへの適合性やサービスの代替性をもとに再編の時期や存続すべき公共施設について検討していますが、老朽化の激しい市民会館と市民プラザとの集約化は避けては通れない短期的な課題として取り組まなければならないと考えておりました。

  そこで、私は、今回の新高校設置のタイミングや将来の足利の子供たちになすべきこと、本市の公共施設のあり方などを総合的に検討し、市民会館の建てかえを決断しました。具体的な整備の内容やスケジュールについては、県教育委員会との新高校整備に関する協議等もあることから、これから順次検討を進めていくことになりますが、本市の文化都市としての伝統を守りながら、市民に親しまれる芸術文化活動の拠点施設としてふさわしい市民会館を目指してまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  先発議員の質問に対し、県の考えは令和6年度中に新校舎の完成を目指すとの答弁がありました。逆算をしますと、市民会館の取り壊し、間にあります道路の廃止などに少なくとも2年、3年と要するものと考えられ、期間的にも非常にタイトであります。また、南部クリーンセンターなど、総額約350億円の事業費を必要とする大型公共施設更新が重なり、財政は厳しさを増します。誰がどう見ても、新市民会館のオープンを現市民会館廃止前に間に合わせることは不可能です。

  そうなると、現市民プラザ単独で市民会館で担ってきた文化活動を補うこととなりかねません。そうしますと、市民会館完成までの間に本市文化活動の停滞が予想されます。例えば定期演奏を行っている音楽団体などが本市での演奏を行わなくなったり、市民会館を拠点に活動していた文化団体が会館の廃止に伴い解散をしたりすることも考えられます。歴史と文化のまち足利に、今までにない非常に重要な局面が訪れることが予想されます。この難局に対して、本市文化活動に携わる多くの市民や民間企業、行政が連携して立ち向かわなければならないと考えますが、この対策についてお考えをお聞かせください。

 

◎教育次長(邉見隆) ただいま議員のほうからありましたように、利用状況に応じて、やはり主な受け皿となる施設というと、市民プラザの文化ホールあるいは市民プラザの小ホール等になるかと思います。

  しかしながら、現在若干余裕がある足利地場産センターあるいはとうこうコミュニティセンターなどの公共施設の利用のほか、昨日、吉田議員の答弁にも申したとおり、足利大学本城キャンパスの一部あるいはコムファースト、アシコタウンあしかがなどの民間施設についても利用協力の要請をしてまいりたいというふうに考えております。そして、市民の文化活動に停滞あるいは支障がないように十分な配慮をしていきたいというふうに考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) なるべく空白の期間が短いにこしたことはありませんが、視点を変えるとチャンスと捉えることもできます。公民問わず、余り使われていない、あるいは知られていない施設を見直し、市民の方々に拠点を移していただき、稼働率を上げていく、特に会議室などを使用している方であれば、市民会館以外でも十分代用が可能だと思われますので、積極的にお声がけをお願いします。また、官民連携した文化活動支援のタスクフォースの設置や既存の文化団体の相談体制の強化なども御検討いただければと思います。

  再質問いたします。非常に財政が厳しい中、国や県などからの支援は本市にとって必要不可欠です。一般財源以外からの国からの支援としては、公共施設の複合化や統合に対する公共施設等適正管理推進事業債が考えられます。また、市民の皆様を初めとした多くの方々からの浄財を募る方法もあります。財源については、先発議員の質問にもありましたが、例えば施設名に企業名を冠してスポンサー料をいただくネーミングライツの手法も有効と考えます。幸いに、市内には全国に名を知られた優良企業も多くあります。また、最近では、施設名に限らず、控室や椅子にまでスポンサー名を冠するケースもあります。さまざまな方法が考えられますが、財源確保についての所見をお聞かせください。

 

◎総合政策部長(柴崎正人) 今のネーミングライツであるとか、あるいは機材等へのスポンサーの募集といったお話をいただきました。こうした問題につきましては、既に近隣のところで取り組んでいる自治体もございますし、また一方で、募集はかけたのだけれども、やはり物によっては応募がないという、そういうようなお話も聞けたりもしております。具体的な施設の内容を踏まえまして、メリット、そしてデメリット、こうしたものを十分に研究する必要もあろうかと思います。今後、整備内容を検討していく中で、今御指

 

◆5番議員(末吉利啓) ネーミングライツや市民から浄財を募る方法は、施設に対する愛着にもつながります。先行している事例もたくさんありますので、十分に研究の上、議論をしていただきたいと思います。

  再質問いたします。竣工から半世紀以上が経過し、本市の文化活動の拠点として長年親しまれてきた市民会館が解体されるということとなりますと、それを悲しむ市民の声が上がることが予想されます。私は、そういった市民の思いを大切にした公共施設再編が、延べ床面積40%から50%削減という非常に大きな壁を乗り越えていくための重要な鍵になると考えています。例えば会館の旧材を新会館に活用したり、廃棄する部材を加工して、記念品として配布もしくは浄財の返礼品にしたり、お別れイベントを開催したりと、方法は幾らでも考えられます。そういった姿勢を持って解体に取り組むことについて、御所見をお伺いいたします。

 

◎教育次長(邉見隆) 新市民会館につきましては、今後、市民や議会の意見をいただきながら基本構想、基本計画を策定していくことになると思います。その中で、今議員の御提案した、さまざまな提案についても検討していくことになろうかというふうに考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) このお話は、担当者からすると、廃止と決まった施設の反対運動につながりかねないと考える部分もあるかもしれません。しかし、こういった市民の関心の高い問題の際に、本市の公共施設問題の深刻さをしっかりと共有し、丁寧な対応をとることが重要だと考えます。結果、何度も申し上げている、大きな壁を乗り越える理解者をふやすことにつながるはずです。

  また、NHK交響楽団が来なくなるといった心配の声が多く聞かれておりますが、NHK交響楽団が演奏したくなるようなホールを目指すという視点も忘れてはいけないと考えます。

  今定例会では、多くの議員から以上2点について質問が行われました。今回の発表は、あくまで方針を示した、いわばスタート地点であります。今回の議論で示された論点を含め、今後の本会議、一般質問や公共施設建設・整備検討特別委員会でしっかりと議論を深めてまいりたいと思います。

  次の質問に移ります。中橋かけかえについてお伺いいたします。数十年来、本市防災の大きな課題となっていた中橋のかけかえ問題が平成28年以降、国・県・市の足並みがそろい、大きく動き始めました。地域の理解や財源の問題などの課題をクリアできず、停滞してきたこれまでとは明らかに様相が違ってまいりました。

  そこで、現在のかけかえに向けた協議の進捗状況と本市が認識している課題についてどのように捉えているのかお聞かせください。

 

◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  市街地中心部を流れる渡良瀬川にかかる中橋は、緑の3連アーチがそのシンボルとなり、たくさんの市民から親しまれている橋梁であります。東京などからの帰りの車窓から緑の山並みをバックにした中橋を見ると、足利に帰ってきたと実感する市民も多く、まさに本市を代表するすばらしい景観と言えるものです。しかしながら、中橋は、昭和10年の架橋後84年が経過し、老朽化が著しく、さらには左右岸の橋梁の取りつけ部分が堤防を切り込んでおり、水害の危険性が極めて高いことから、重要水防箇所に位置づけられていました。

  そこで、私が市長に就任して以来、中橋のかけかえについて国・県に対し積極的に働きかけを行ってきた結果、平成28年7月には国・県・市の3者で構成する中橋整備検討委員会が組織され、具体的な調査研究を進めてきた結果、平成31年3月、3者が連携した地元説明会を開催することができました。近年、関東・東北豪雨など記録的な降雨による災害が激甚化し、このような被害はいつどこで起こってもおかしくない状況にある中、地域の皆様の防災に対する意識がより高まっていたことから、地元説明会では、堤防のかさ上げ、それに伴う中橋かけかえについておおむね御理解をいただけたものと感じているところです。

  このような経過を踏まえ、今月下旬から国が事業化に向けた調査を実施する運びとなりました。長年の課題であった中橋かけかえの早期事業化に向け、現在、一歩一歩確実に進展していると意を強くしているところであります。今後は、中橋のシンボルである3連アーチの継承や効率的な仮橋のあり方、さらには地域の活性化方策などの課題を的確に捉え、国・県と連携を図りながら具体的な計画の策定に取り組んでいく予定です。このようなことから、引き続き中橋のかけかえに係る諸課題の解決に向けて、着実かつ積極的にその役割を果たしてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 進捗状況について再質問いたします。

  先日、議会に9月から現地で測量を開始する旨の報告がありました。先ほどの答弁の国の調査とはこのことと考えますが、この測量調査についてどのような目的で実施をされるのでしょうか。

  また、今回のような測量調査はこれまで行われてきた経緯があるのか、あわせてお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 令和元年9月下旬から国が実施いたします現況測量は、現状の道路や建物の位置やその高さを計測いたしまして、現地の具体的な平面図などを作成するためのものであります。今後、作成をされました平面図などを有効に活用しまして、より詳細な橋梁や道路の詳細設計などをそれに基づいて実施をしていく予定であります。

  これまでにつきましては、中橋周辺地域の測量については、全市的な航空測量、一括して行った航空測量の一部として行ってきた経緯はございますが、現地に立ち入って詳細な測量をやるといったことは今回が初めてのことでございます。

 

◆5番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  現地に入っての測量が初めてということとなりますと、俄然、地域の方々、関係する方々の関心は高まってまいります。だからこそ、今後はさらに丁寧な説明が必要と考えます。今後は、説明会の案内はもちろん、進捗情報などを住民、商店、建物の所有者の方にしっかりと届ける必要があると考えます。それが行政と市民との信頼関係構築につながり、事業のスムーズな推進に寄与するはずです。御所見をお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 平成31年3月、国・県・市で連携をいたしまして、地元説明会を開催するといったことを行うことができました。その中で改めて地域の皆様の率直な意見、御感想を聞くことができたということは、大変有意義な、よい機会であったと考えているところであります。

  今後、国・県とともに中橋かけかえに関します具体的な計画、そういったものを煮詰めていくことになりますが、その中で地域の皆様の意見が少しでも、より多く計画に反映できるように、国・県には積極的に働きかけていきたいと考えているところでございます。今後早期の事業化を目指していく上で、地域の皆様の御理解と御協力といったことは決して欠かすことはできないものと考えてございますので、引き続きさまざまな機会を捉えながら丁寧な説明、対応に努めてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) ぜひ今まで以上の丁寧な説明、それから御理解をいただけるよう、御努力をお願い申し上げます。

  整備をする県道の幅員について再質問をいたします。かつて地元説明会では、現況の25メートル幅より広い幅員での整備が必要であるといった旨の説明をしていたと聞いておりますが、今回の説明では現況幅で整備をする方針を示されました。この理由と経緯についてお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 過去には、道路管理者であります栃木県が地域の皆様に対しまして、自転車や歩行者、さらには道路、こういったものが十分に、ゆったりと歩行できるような空間を確保した道路幅員の幅広の計画をあくまで整備するための案として提示したということが過去にございました。

  今回、事業実施に当たりまして、国・県・市の3者で改めて協議を行ってきたところでございますが、やはり今後事業を進めていく上では、これまで土地区画整理事業で一定の幅の用地があけてございますので、その中で事業をやったほうがより効率的に進むし、地域の皆様にも御理解をいただける最善の方法であるだろうといった判断に至りまして、今回、その幅の中での計画を煮詰めているところでございます。これにつきましては、当初のものはあくまで案ということでございましたので、当初を変更したということでなくて、改めて今回、国・県・市で協議をして固めてきたものということでありますので、よろしくお願いします。

 

◆5番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  現在の道路幅で事業を実施するとなると、かつて想定していた道路拡幅による沿線の補償費用などが大幅に減ることが想定されます。

  そこで、現況幅での県道整備に当たり、市が財政負担を求められる事業にはどのようなことが考えられるのかお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 堤防のかさ上げ、またさらにはそれに伴います中橋のかけかえに関する事業につきましては、基本的には、河川管理者であります国土交通省と道路管理者であります栃木県がそれぞれ費用負担をするということが基本的な考え方になるものと思います。

  ただ、これらの事業に伴いまして、関連する市道の拡幅整備、そういったものを行う場合にはそちらの費用、さらには地域の活性化を図る上で個別にまちづくりを実施していくといったようなものがあれば、そちらの費用については足利市が負担をしていきたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、国・県・市の具体的な費用負担につきましては、今後個別に3者で協議をしてまいりたいと考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) 恐らく詳細はこれからということだと思いますが、ある一定の財源が必要となってまいりますので、そのあたりの確保も並行してお願い申し上げます。

  商業振興に対する課題について再質問いたします。どうしても、高架下となってしまいますと、沿線商店への影響が心配されます。現在でもテナントが埋まっているような状況ではありませんが、それに追い打ちをかける事態になりかねません。想定される高架下になるであろう商店等の衰退に何らかの対策が必要と考えます。

  そこで、高架下のスペースの有効活用に民間のノウハウをかり、行政が規制緩和の部分でバックアップをする公民連携の手法を検討することはできないでしょうか。

  また、当該エリアへの誘客を進めるためにも、足利ほろ酔いウォークなどで得た行政と民間のノウハウをいかんなく発揮していただきたいとも考えます。

  さらには、先日、名称、内容が見直された中央商店街遊休資産活用支援事業費補助金の当該エリアでの特例を考えるのも有効と考えますが、御所見をお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 中橋のかけかえに伴いまして、ちょうど左岸側、中橋から橋梁のアプローチ部分になりますが、一部、そちらは橋梁という部分になりますので、その下にオープンスペースが生まれることになります。そういったことから、今後、道路管理者であります栃木県とも相談をしながら、その有効活用などにつきまして、地域の皆様とともに調査研究をしていきたいと考えているところであります。

  また、これまで左岸側の通二丁目の区域につきましては、地域の皆様がそれぞれ活性化に向けたさまざまなまちづくりに関する取り組みを実践していただいております。引き続き、そういったことで地域の皆さんとともに活性化に向けて尽力をしていきたいと考えております。

  また、いずれにしましても、本市としましても、地域の活性化、さらには地域の皆様と協働のまちづくりといった視点からどのような支援ができるのか、どのような活性化に向けた取り組みができるのか、今後検討してまいりたいと考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) 高架の下という、一見、にぎわいとは真逆にありそうなスペースを公民連携により有効に活用されることをお願い申し上げます。近隣では、歩道を活用した桐生市のナイトマルシェ、芝生スペースなどでにぎわいと利益を生み出している群馬県の「base on the GREEN」など、参考になる事例はたくさんあります。ぜひ研究を進めていただきたいと思います。

  橋の形状に対する課題について再質問いたします。中橋は、御存じのとおり、昭和10年に架橋した歴史ある橋梁です。19世紀のドイツで流行したブレースドリブ・タイドアーチという方式で建てられ、戦前のものでは全国に10例程度しか現存していないため、指定文化財や土木学会推奨土木遺産として大切に維持管理されている事例もあります。ブレースドリブ・タイドアーチは、主にまちの正面玄関にかけられることが多く、当時は中橋の北側が足利市であったため、東武足利市駅をおりて足利市へ入る凱旋門的な役割を果たしておりました。そして、何より、冒頭の市長答弁にもありましたが、市民にとって足利市を代表する景観をつくり出している大切な橋でもあります。

  そこで、本市のシンボルでもあり、貴重な歴史遺産でもある中橋のアーチ形状の継承や部材の利活用などの視点をかけかえに際して持つことが重要と考えますが、その点を県にはどのように提言をしていくのかお伺いいたします。

 

◎都市建設部長(花澤繁) 先ほど市長のほうからも御答弁がございましたが、中橋につきましてはたくさんの市民に親しまれておりますし、そのシンボルであります緑の3連アーチは本市を代表するようなすばらしい景観であるというふうに考えているところでございます。

  平成31年3月に国・県とともに開催いたしました地元説明会の中でも、多くの参加者の方々から、ぜひともこの3連アーチを継続して残してほしいといったような要望も数多く聞こえてまいりました。こういったことから、今後、緑の山並みをバックにした中橋の景観のすばらしさ、またその景観を多くの市民の皆様が大事に愛着を持って見守っているといった事実など、そういったことを丁寧に説明をしながら、中橋のかけかえ後も3連アーチ、こういった形状が継承していただけるよう、引き続き国・県に対しまして強く要望してまいりたいと考えております。

 

◆5番議員(末吉利啓) アーチの継承はもちろんのこと、旧材の活用、さらには国内の事例でいいますと、上田市のりんどう橋、横浜市の霞橋のように、歴史的橋梁をほかの場所に移築して保存をした事例もございます。財源の問題もありますが、歴史と文化のまちのシンボルをどうするのかという重要な問題でもありますので、どうぞ幅広く御検討いただけるようお願い申し上げて、次の質問に移ります。

  技術革新によるまちづくりの変化についてのうち、自動運転化社会への対応についてお伺いいたします。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、自動車の自動運転化がさらに加速しています。平成30年第3回市議会定例会において同テーマについて質問をした際、自動車メーカーや学術機関などと連携を模索し、実証実験の場を提供すべきであるということ、本市のさまざまな長期計画に自動運転化社会の視点を盛り込むべきだと提言をさせていただきました。それに対し、企業、学術機関との連携の可能性を探っていきたい、長期計画は時代に合った対応を検討していきたいとの答弁がありました。

  この間にも全国各地で自動運転の試験運行が次々と行われ、9月5日には内閣府が日本自動車工業会と共同で、令和2年7月に乗客を乗せて公道でドライバーが搭乗しない、いわゆるレベル4の大型バス実証実験を行う方針を示しました。レベル3からレベル4の商用化を目指し、企業、学術機関、行政が積極的に事業を展開しています。富士キメラ総研は、レベル3以上の自動運転を実現した車が2040年に世界自動車販売台数の33%を占めると予測した調査結果を発表しました。

  私の質問から約1年が経過しましたが、その後の検討状況についてお伺いいたします。

 

◎総合政策部長(柴崎正人) ただいまの御質問にお答えします。

  初めに、自動運転化社会へ対応していくための企業や学術機関との連携についてです。このことについては、自動運転技術に関する取り組みを進めている企業や大学に職員が足を運び、実証実験導入の可能性を探ってまいりました。しかしながら、実証実験の目的や方法については企業や大学側の考え方もあることから、現時点では具体的な連携に至っておりません。引き続き、企業や大学等が開催する各種研究会に参加するなど、連携の可能性を探るとともに将来的な自治体での活用策等についても情報収集に努めてまいります。

  次に、時代に即した長期計画の策定ができるような対応の検討状況についてです。来年、令和2年以降には一定条件のもとでの自動運転の実用化が見込まれていますが、自動運転社会の本格的な実現には関係法令や道路環境の整備を初めとする課題があります。また、自動運転を行政サービスで活用する場合、運転以外の機能をどう補完するのかといった問題もあります。したがいまして、自動運転の技術開発はもとより、それらの課題解決の動向についても注目していく必要があります。これまでの企業や大学とのつながりを生かし、今後も地道な調査研究を進めていくことで、自動運転を取り巻く最新の情報を把握していくとともに、得られた知見については適宜各種計画策定に生かしてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  前回も御紹介をしました、お隣、群馬大学は、自動運転を含めた次世代モビリティー研究において全国の最先端を走り続けています。同大学にはオープンイノベーション協議会や各部研究会があり、多くの企業、団体と交流をしながらさまざまな最先端の情報や発想を得ることができます。現況よりさらに踏み込んで、こういった協議会に加盟をすることで、今まで以上に質の高い情報を得たり、新たなイノベーションが生まれたりすることが期待されますが、御所見をお伺いいたします。

 

◎総合政策部長(柴崎正人) 既にそうした協議会につきましては、情報収集に当たっているところでございます。特定の大学や企業の活動にかかわらず、本市にとりまして意義のある情報や知見が得られる場であれば、参加も含めて検討していきたいというふうに考えており、今後も広く情報収集に努めてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 広くというお言葉でありましたが、ぜひ広く情報収集するというのも大切でありますが、ある一定程度先が見えてきた状況であれば、ある程度深く入り込んで、その研究会でより深い情報、新しい情報を手に入れられるような、そういった体制を望むことも重要と考えます。

  長期計画について再質問いたします。先ほど自動運転の課題についての答弁が主だったかと感じました。しかし、今後都市間競争が激化することを考えれば、自動運転時代にいち早く対応したまちづくり計画を持った自治体は、10年後、20年後、優位に立てるのではないでしょうか。

  そこで、具体的な長期計画についてお伺いいたします。令和4年から計画期間となる次期総合計画策定には、IoT、AIなど、自動運転も含めた総合的な技術革新に関する事項を施策の方向性や分野別計画の都市基盤などに示すことはできないでしょうか。行政の特性上、計画に掲載されていない視点は持ちにくくなり、発展著しい技術革新についていけなくなるおそれがあります。御所見をお伺いいたします。

 

◎総合政策部長(柴崎正人) 行政として、技術革新、当然、注目はしていかなければいけないというふうに思いますけれども、これは施策そのものではなくて、あくまでも課題を解決するための手段だろうというふうに思っております。次期の総合計画の中でそうした技術の活用について触れていくことも考えられるとは思いますけれども、具体的には今後の計画の策定作業、策定の議論の中で考えていきたいというふうに思います。

 

◆5番議員(末吉利啓) ぜひ、計画策定作業に当たりましては、こういった技術革新の視点、これを十分に理解され、議論されますようお願い申し上げ、次の質問に移ります。

  文化観光交流のうち、足利氏ゆかりの会についてお伺いいたします。足利氏ゆかりの会総会がことし本市で開催されます。会場が会長市であるということ、足利義兼没後820年の年に当たること、先日開催された九州国立博物館「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」特別展や応仁の乱ブームなど、足利氏に対する注目が集まっていることを踏まえ、どのような総会としていくのかお聞かせください。

  また、今後の当会の展望についてもお伺いいたします。

 

◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  全国足利氏ゆかりの会は、室町幕府を開いた足利将軍家に縁のある全国の自治体や社寺など61団体が会員となり、積極的な情報発信や総会に合わせての追善法要などを通じて足利氏の顕彰に努めています。昭和61年の発足以来、足利市が会長を務め、大河ドラマ「太平記」の放映や念願であった京都時代祭における室町時代列の創設を実現したほか、先日まで九州国立博物館で開催されていた特別展「室町将軍」では鑁阿寺の宝物が2点出品されるなど、会員の活動も広がりを見せています。

  近年、室町時代や足利氏への関心が高まる中、足利義兼公の没後820年という節目に当たる年に、全国足利氏ゆかりの会の総会が8年ぶりに足利市で開催されることから、私は足利源氏のふるさと足利を市内外にさらに広く情報発信する絶好の機会であると捉えています。総会では、全国各地から訪れる会員の皆様に、足利氏発祥の地である本市の史跡をめぐるエクスカーションや歴代の足利将軍座像の参観など、本家本元でしか味わうことのできない体験を堪能していただくことで、今後の会員の皆様の活動に役立てていただければと考えております。また、総会が開催される前後の期間では、官民さまざまな団体が実施する足利氏にゆかりのある事業を、足利義兼公没後820年記念の冠をつけ、一つの大きなパッケージとして展開することで、幅広い層の多くの市民の方に参加していただけるような取り組みとします。

  私は、今日の歴史文化都市の礎を築いた足利氏を顕彰し、市民1人ひとりが自分たちが暮らす足利市の歴史的価値を再認識することで郷土愛の醸成にもつなげていきたいと考えています。今後も、会員間の交流と連携の輪を広げ、足利氏が全国に残した歴史的文化遺産を令和という新しい時代にふさわしい観光資源として磨き上げていくことが足利氏の顕彰とそれぞれの自治体や社寺のさらなる発展につながることから、引き続きしっかりとリーダーシップをとりながら会の運営に努めてまいります。

 

◆5番議員(末吉利啓) 同会につきましては、先ほど答弁がありましたとおり、京都時代祭での室町時代列の創設、そしてNHK大河ドラマ「太平記」の放映と大変大きな功績がございます。

  先ほども答弁の中で、自治体や社寺の発展に期するよう、市長みずからリーダーシップをとっていく、このような答弁がございましたが、そこで再質問させていただきたいと思います。当会の会員拡大についてどのようにお考えでしょうか。足利氏に注目が集まっている今こそ、会の目的を果たすために、より多くの自治体や各団体に加入いただく絶好の機会と捉えます。本市がリーダーシップをとり、今までの応募があれば加入してもらうまちの姿勢から、足利氏関連の講演会に出向いたり、ゆかりがありそうな団体に声がけをしたりする攻めの姿勢で会員拡大を図る必要があると考えますが、いかがでしょうか。

 

◎産業観光部長(岩原幸市) 現在全国足利氏ゆかりの会の会員は61団体ということで、また全国的には室町将軍家に縁のある地域、これはたくさんございまして、それぞれの地域で貴重な文化、歴史遺産が残っております。こういった地域が連携することによりまして、足利氏が残してきた歴史であるとか文化、こういったものの価値が高まると同時に、足利氏の顕彰も大きく輪が広がっていくというふうに考えております。

  室町時代の歴史認識が見直される中で、当会の会員も、若干ではありますが、ふえつつある現状にあります。今回、総会を機会に、足利市では義兼公没後820年という冠をつけて特色ある事業を展開するということでありますけれども、こういった取り組みがそれぞれの会員、総会等を契機として、自分たちの持つゆかり、足利氏の足跡を全国的にアピールしていく、こういう地道な活動が我々の会の賛同を得られるというふうに思っております。

 

◆5番議員(末吉利啓) ぜひこれを機にギアを1段上げていただいて、さらなる会の発展、足利氏の顕彰に努めていただきたいと思います。

  再質問いたします。この絶好のタイミングに、本市にゆかりのある自治体が加入する同会や、現在は入会はしておりませんが、足利氏にゆかりのある自治体と姉妹都市や友好都市締結を検討してはいかがでしょうか。こういった機会でもなければ、この類いの事業はなかなか検討できるものではありませんので、一考する価値があると考えます。御所見をお伺いいたします。

 

◎生活環境部長(平山忍) 自治体相互の協力、連携に関しましては、いろいろな形態、スタイルがあろうかと思います。災害時の相互応援ですとか日本遺産、世界遺産を通じた連携など、都市交流の重要性、必要性というのは非常に強く感じているところであります。事業ごとの協定や市民、民間団体による交流活動など、効果的な都市交流が図れるよう努めておりますけれども、姉妹都市の締結という形に関しましては、歴史や文化あるいは産業といったさまざまな背景、あるいは関係性などを十分考慮しながら判断してまいりたいと思います。

 

◆5番議員(末吉利啓) つい、足利市は北の鎌倉とか東の小京都といった形で、比較的メジャーと言われるまちに目が行きがちですが、周りには本市とつながりが深く、本市を敬愛していただいているまちもたくさんございます。ぜひ視野を広げ、柔軟な発想で御検討いただきたいと思います。

  全国足利氏ゆかりの会総会の盛況を祈念し、ただいまの生活環境部長の答弁をもちまして、私の全ての質問を終わります。

《末吉としひろ後援会事務所》 お気軽にお問い合わせください TEL 0284-22-3958

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