改選後から発足し私も所属する会派「万和クラブ」について、「どういう意味?」「何て読むの?」などと聞かれることがありますのでご紹介いたします。

「万和」は「ばんな」と読みます。
今回の元号が発表されるにあたり、候補となった6つのうちのひとつが「万和」であり、それをお借りしました。

典拠は6世紀の中国の詩集『文選』です。
『文選』は足利市の日本遺産足利学校が所有しており、国宝となっています。南宋時代の世界的にも古く大変価値のある書物です。

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奏陶唐氏之舞、聴葛天氏之歌、千人唱
(いにしえの聖天子の舞いや歌を歌うと多勢の人が唱和する)

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新元号候補として考案したのは二松学舎大元学長の石川忠久氏で「万和」に「平和への願いを込めた」と仰っています。
我々の思いも込めてこの会派名になりました。また本市のシンボルでもある足利氏の氏寺、鑁阿(ばんな)寺と読みを同じくしていたのもポイントです。

今後とも「万和クラブ」をよろしくお願いいたします。

 

『文選』(提供/足利学校事務所)