市議会一般質問の初日、4名の議員が登壇しました。その中の答弁で新たに動きがあったことの一部をまとめてみました。
自分なりの意見も記しておきました。
 
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■再生可能エネルギー発電設備条例の保全地区に鑁阿寺・足利学校周辺と樺崎寺跡周辺が追加
今年4月に施行された「足利市自然環境、景観等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例」。この条例で許可がなければ再生可能エネルギー発電設備が設置できない【保全地区】に、鑁阿寺・足利学校周辺と樺崎寺跡周辺が追加されました。こちらは市長が「足利市再生可能エネルギー発電設備設置審議会」に諮問し、認められたことから正式決定しました。
 
◎末吉の意見 → この点に関しては以前、全員協議会でも指摘をさせていただいておりましたが、概ねそれを実施していただけたので一安心しているところです。風光明媚な足利の自然環境や歴史文化遺産は、それそのものだけでなく、そこから見える景観も含めて足利の宝です。今回の指定は足利市が「まちの宝である魅力的な景観と環境を守る」という姿勢を示したもので、大きな一歩となったと評価させていただきます。
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再生可能エネルギー発電設備イメージ

 

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■空き家バンク導入を本格的に検討
本市には約5500戸の空き家があるといわれています。平成29年度から本市では、建築住宅課内に空き家対策担当を設置しました。問題の解決のため、本格的に空き家バンク導入を進める旨の答弁がありました。そのためにまずは空き家対策等計画を策定し、市内の空き家実態調査を進めるとのことです。
 
◎末吉の意見 → この制度については私も含めて多くの議員が議会で提言して参りました。ようやく導入していただいたという印象もありますが、前進したことは間違いありません。本市は高齢化率が30%を超え、空き家問題が深刻化しています。長野県佐久市などで成果を上げている本制度を実効性のあるものとするためには、正確なデータと実行力のある組織体制が必要不可欠です。役所内に不動産会社を立ち上げるようなものですので、この制度をすべて自治体職員(税金)で賄うのは難しい状況です。答弁にもありましたが、空き家の利活用を進めている民間団体の方や、情報を持っている自治会の方々との連携を進め、官民連携の組織づくりを目指すべきだと考えます。
 

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空き家イメージ

 

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■読書手帳の導入決定
こどもたちが自分の読んだ本を記録していく読書手帳の導入が決まりました。夏休み明けに市内の小中学生に配布されるとのことです。希望者には市立図書館でも提供されます。
 
◎末吉の意見 → こどもたちの活字離れや、記録を重ねることでこどもたちの読書意欲向上につながる試みです。使い方や定着に向けて、学校や司書の方によるアドバイスや指導を実施していただきたいと考えます。
 
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※写真はイメージです