足利市を含む多くの地方公共団体では、人口が増加し、経済が拡大していた時代に整備された、公共施設の維持管理が大きな問題となっています。増えすぎた公共施設を適切な数と規模に整理し、持続可能な公共施設マネジメントを確立するため、平成28年に「足利市公共施設等総合管理計画」は策定されました。その後、令和2年には具体的な施設の集約化や廃止などを示した「足利市公共施設再編計画」を策定し、令和6年にはこれまでの取り組みや個別計画を反映し、再編計画を包含する形で、総合管理計画が改訂されました。
同計画では、令和37年度を最終年度とし、短期・中期・長期と3期に分けて再編に取り組んでこられました。この40年間で総延床面積を42.2%削減するという目標を掲げています。令和7年度は短期の最終年度となります。
今回の一般質問(2026.3.11)では、短期の総括を行いました。その結果、短期に計画された施設数42施設中、計画通りに再編できたのは32施設で、実施率は77%であることがわかりました。
具体的な事例は画像の通りです。
これまで利用されていた方や、地域の方からの反発があったものもありましたが、事情を丁寧に説明し、代替施設などもご紹介しながら、着実に進めてこられたことは高く評価できると考えます。
ただ、短期に比べ中期(R8~R17)の10年間には公民館や小中学校、保育所、消防団詰め所など数がとても多い案件、市役所、市民会館、図書館など大型の案件が目白押しです。これらを10年で実施していくためには、その推進力たる公共施設マネジメント課の強化はもとより、施設所管課の再編担当の配置や全庁的な意識の向上、ノウハウの共有など、体制を整えていくことが必須と考えます。
これまで以上に、厳しい判断が迫られる場面が増えることが予想されます。持続可能な公共施設マネジメントを確立し、真に必要な施設を次世代につなぐため、体制の強化について引き続き議論をしてまいります。
【過去記事】
□【変わる未来】民間事業者が旧御厨テニスコートを活用
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=3632
□【公共施設】今年3月31日で消防南分署が廃止に
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2991
□【足利市公共施設等総合管理計画】について~その1~(全3回)
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=678









