過日の一般質問で取り上げましたが、市内で神社等の屋根の銅板盗難事件が多発しています。「鬼滅の刃」の聖地としても有名になった名草厳島神社や、市指定文化財で足利市所縁の樺崎八幡宮本殿など、本市を代表する場所でも発生しています。今回の答弁では発生件数について「2年で19件」という異常な実態が明らかになりました。
本来、防犯は県の範疇でありますが、基礎自治体としてできること、歴史と文化のまちとしてやるべきことについて提言させていただきました。
■警察と連携して関係者へ啓発
文化財所有の有無に関係なく、神社や寺院に対し関係団体を通して対策を促す必要があります。
例えば、栃木県警に協力を依頼して啓発チラシの配布、防犯についての講習を行う等が有効と考えます。保険の見直し、センサーの設置等セキュリティ対策の確立など、それぞれの状況に応じてできる事を提案していくことが重要と考えます。
■市民全体で見守りの目を増やす
あしかがみや公式LINEを活用して、市民全体に現状を広く知っていただき、見守りの目を増やすことも有効です。地域ぐるみの防犯環境を整えるためにも、まずは状況を知っていただく事です。
本来、日本人の心のよりどころであり、崇敬の念と善意をもって守られてきた場所に、残念ながら悪意が入り込むようになりました。歴史と文化のまち足利において、同様の被害をこれ以上増やさぬよう、引き続き提言をして参ります。
【過去の一般質問】
□R7.3(銅板の盗難)
→https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=567