二つ目の研修は同じみどり市でも、北部の旧大間々町エリアのリノベーションまちづくりです。

こちらは中心市街地の空洞化が進み、空き地、空き家の割合が非常に高い状況です。そこで、官民共同で空き地、空き家をリノベーションし、活性化を図っています。
同事業はまだ始まったばかりとのことです。しかし、民間側の「株式会社いろといろ」で中心的に携わっているのが、群馬県で公民連携をリードされてきた片山翔平さん、よしもと住みます芸人で様々な社会貢献活動もされている富所哲平さんですので、個人的には期待大です。
現在メインで動いているのは暮らしを彩る複合施設「Haji-Maru」と、空き家の暫定利活用「Garage Cafe」です。共に地域の方と伴走できるよう、丁寧な説明と人が自然と集まる場づくりをされています。

Garage Cafeの説明をする片山氏(写真右)

説明の中であった「複線的、独自性、多彩を重視したまちが、これからの時代生き残っていく」という言葉には大いに同感でした。

足利市において公民連携による空き家・空き地活用は発展途上です。何よりプレイヤーの発掘と、それと伴走できる行政の体制作りが急務だと考えます。
単発で「メディアに取り上げられて良かったね」ではなく、持続可能な形で結果を出し続けるための研究、議論を進めたいとあらためて感じました。

何かが始まるワクワクする空間

■まちづくり・暮らしづくり会社「いろといろ」始動 まずは大間々の空き家をリノベ 10日に「マーケット」で社会実験
(桐生タイムス)
https://kiryutimes.jp/article/z2_OA_py/