今回の一般質問の一部内容を掲載いたします。
具体的に動きや成果があったもの、はじめて明らかになったものを中心に掲載しておきます。
※当局の答弁は質問をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。詳細は後ほど議事録でご覧ください。


■市長の政治姿勢について(ウイズコロナ・ポストコロナの観光、中橋の架け替え)

【ウイズコロナ・ポストコロナの観光】
●末吉:分散型観光を推進することで、フラワーパークの藤やイルミネーションのシーズン、土日大型連休に集中しがちな本市の観光客を平準化できる。マイクロツーリズム推進により知名度のある観光スポットだけではなく、貴重な文化財を所有する数多くの神社仏閣、自然豊かで初心者向けのハイキングコースなど、3密を避けられるスポットを売り出す絶好の機会になる。分散型観光、マイクロツーリズムを本格的に導入すべき。

△産業観光部長:分散型観光やマイクロツーリズムはとても効果的。平日限定の着地型ツアー造成や夜間ライトアップの実施など、国が推奨している分散型旅行を活用し、旅行需要の平準化につながる観光振興について、引き続き関連団体等と連携しながら進める。

【中橋架け替え】
●末吉:国県市の連携により、長年にわたる本市防災の重要課題である中橋架け替えが動き出した。しかし架け替えに際し、渡良瀬川左岸側の高架化、踏切廃止による市街地の分断、工事期間中の交通対策、地権者や地元への丁寧な説明と協議、文化財としての価値など様々な課題がある。
課題の一つである踏切について、踏切と立体交差を共存させる方法がないのか。あるいは折衷案として、高齢者や地域住民のために歩行者・自転車用の踏切に切り替えて残すことはできないのか。

△都市建設部長:道路法第31条及び鉄道に関する技術上の基準を定める省令第39条では、鉄道と道路の交差は、立体交差にしなければならないと規定されている。地域の不安や心配の声は、既にJR東日本高崎支社に伝えている。ご提案の自転車や歩行者に限定した踏切の整備について、今後の協議の中で提案をしていきたい。

●末吉:交通量や動線が変化する地域経済への対策として市は「ウォーカブルなまちづくりと高架下の利活用」を提示しているが、現段階では抽象的で地域の方からは不安の声がある。もっと具体的かつ、深みのある調査研究にもとづいたビジョンを示すべきだ。しっかりと結果を伴う経済振興策を打つためにどのような目標を立て、どのような手段を考えているのか。

△都市建設部長:国土交通省が推進する「まちなかウォーカブル推進事業」を本市でも取り入れる。来年度、基本方針を策定し、社会実験などのソフト事業からはじめ、ハード整備に転換したい。その中でJR東日本と連携し、フラワーパーク観光客を中心市街地に誘導する方策や、JR足利駅北口広場の再整備なども検討する。


観光都市宣言をしているまちとして、観光業界のピンチにできる限りの対策を実践すべきと考えます。集客キャンペーンやイベントはできませんが、この機に様々な体制、戦略の立て直しができるはずです。客単価を上げるにはどうすればいいのか、観光地化されてこなかった魅力ある資源にどうすれば光が当たるのか、ハイリピートをしてくれる足利ファンをどうすれば作れるのか。こうしたことについて現場の声を聞き、議論し、考える場も設けていただきたいと考えます。また、これまでも提言してきたホスピタリティの改善も強力に推進すべきと考えます。

中橋については多くの課題があり、それを整理し解決に向けた議論をすることができました。改善すべきところは改善して丁寧に進めていただきたいと考えます。詳細は別記事で解説させていただきます。