旧大久保分校
■建築年/昭和4年
■敷地面積/2,660㎡
■延床面積/307㎡
■施設概要/旧小学校施設、教室、倉庫
■用途地域/市街化調整区域
■駐車場/50台
■公共施設カルテ/https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/uploaded/attachment/63964.pdf
■Map/https://goo.gl/maps/WVz8neEjPNzXq6QP8

コンパクトで味のある校舎(写真提供/折田利弘)

教室が残る内部は学校そのもの

児童や教師用の机やイス、黒板等が残る


大久保町に広がる広大な農地の一角にある分校跡です。最近まで放課後児童クラブとしても使われていました。しかし、旧耐震基準であるため子どもたちの安全を考え廃止となっております。選挙の投票所としても使われていたようです。現在は何も使われておらず、空き家となっております。

●勝手にオススメポイント
何といっても趣のある戦前の学校校舎です。1階建てでコンパクトなので、通常の学校建物に比べ修繕費や維持費が抑えられます。内部も学び屋としての雰囲気がしっかり残っており、カフェなどの飲食店、アート拠点、就労支援施設など親和性が高そうです。
また、年間150万人以上が来場するあしかがフラワーパークに近く、観光客を取り込める可能性を秘めています。駐車場も校庭がありますので十分です。
個人的に好きなのは、春になると桜と菜の花を同時に愛でることができる点です。

●課題
老朽化をしていますので、一定の耐震補強などが必要と思われます。また市街化調整区域なので開発許可の問題もクリアしなければいけません。ルールに寄せるか、ルールを緩めてもらうか悩ましいところです。

時代を感じる水道(水飲み場)

春は桜と菜の花の協演が美しい(写真提供/折田利弘)


※これらの施設は足利市が公式に活用方法を募集しているものではありません。活用には開発許可の制限、地元との調整、修繕コスト等、それぞれいくつかの課題があります。

□勝手に遊休資産趣旨
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2566