③感染拡大の防止を図るために 約20,000千円

ア.救急活動・避難所等での感染防止対策の強化
感染防止衣、ゴーグル、噴霧消毒機、避難所用間仕切り等の購入
●末吉の考え:救急の現場では対象者からの感染リスクと隣り合わせの、厳しい状況が続いています。少しでも安心して職務に取り組んでいただくために必要な措置と考えます。

イ.公共施設、公共事業等の感染防止対策
サーマルカメラ(美術館、足利学校、プラザ、会館)、非接触型体温計等の購入
●末吉の考え:市外からの不特定多数の来場が見込まれる施設への配置は必要です。観光都市としての安心を確保するために早期の整備を望みます。

④ポストコロナ時代へ対応するために 約10,000千円

ア.サテライトオフィスを開設する事業者への助成【県内初】
●末吉の考え:テレワークの広がりにより注目を集めている分野です。浅草まで電車で80分にある足利市駅周辺の可能性を、あらためて調査研究する必要もあると考えます。

イ.ニューノーマル提案事業費補助金【県内初】
●末吉の考え:ニューノーマルを見据えた先進的な取り組みを支援する事業です。詳細は発表されておりませんが、こうしたことを積極的に取り組むことは大事なことだと考えます。

ウ.ポストコロナ時代に向けた基礎調査【県内初】
●末吉の考え:巨額な予算が計上されているわけではないので、大きなことはできないかもしれませんが、職員や事業者の意識啓発、新規事業展開等を見据えた調査を望みます。

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今回の事業は国の「新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金」3.9億円と、市長や議員の報酬削減分1千万円が財源となっています。
事前に市議会各会派に予算要望をヒアリングして組み上げた、市民の声を積み重ねた事業で前回に比べるとかなりきめの細かい内容となっています。他市でも導入している「持続化給付金対象外の方への支援」「子育て世帯臨時特別給付金の上乗せ」や、県内でも初といわれる家賃補助やポストコロナ時代への準備事業費が導入されたことは評価に値すると考えます。

いずれにせよ、制度ができても使ってもらわなければ意味がありません。的確に効率的に必要とする方々に情報を伝え、使い勝手を確認し、軌道修正し再度周知していく。こうしたPDCAサイクルをコロナ支援対策でも徹底していただきたいと考えます。
我々議会からも提言をした制度ですので、責任をもって実施状況を確認していきたいと思います。

□『明日の笑顔プロジェクト2』(新型コロナ 地方創生臨時交付金)→https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/asunoegao2-info.html