朝倉・福富緑地が大きくなります。
 
当緑地は私の地元福富町と、朝倉町にまたがる渡良瀬川河川敷にあります。グランドゴルフ場、軟式野球場、健康遊具を備えた公園があり、主に地元の方の憩いの場となっています。
さて、この緑地の拡大事業が今年度から本格化いたします。国土交通省の「かわまちづくり事業」に認定され、国の補助を受けて現在の倍の広さになり、サッカー場を含む多目的広場になる予定です。河川敷で藪であったところを国が整地し、市が芝生を植えトイレやベンチなどを整備します。
 
【かわまちづくり事業】
【朝倉・福富緑地】
 
今回の整備事業の詳細は以下です。
 
■期間/平成29年~平成30年
■面積/3.8haから約6.9haへ
■役割分担/
 国(樹木伐採、整地、管理道路整備)
 市(芝張り、トイレや駐車場整備)
■市負担予算/総合計画実施計画(平成29・30年に掲載)
 平成29年 205,000千円
 平成30年 200,000千円 

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朝倉・福富緑地は渡良瀬川右岸にあります

 
さて、今回の事業について私の意見を述べておきます。
 
今回の整備により、規模が大きくなり、新たな機能が増えることによって利便性が上がります。本市ではグランドゴルフ人口が増加傾向にあり(H27年時点で897人)、河南地区には専用グランドが少ないことから、新たなグランド整備が望まれていました。サッカー場も大人用サイズのグランドを確保できる場所が市内に少ないため、同じく整備が望まれていました。
また、今回伐採された藪では過去に不審火もあったことから、防火にも一定の効果が考えられます。
 
しかし、公共施設の整理統合が大きな課題となる昨今、拡大路線には注意を配る必要もあります。新しい施設を作るのであれば、利用者が少ない老朽化した施設の整理や統合もセットで考える必要があります。
また国からの支援があるとはいえ、この事業費も私たちの税金です。最大限の効果を出すために、しっかりとしたニーズ調査や、見込み利用者への周知・利用促進を図るべきと考えます。
 
また、「かわまちづくり事業」から一歩ステップアップし、川辺に更なる賑わいを創り、新たな価値を生み出す構想も検討すべきです。
特に渡良瀬川がまちの中心部を走る足利ならではの「かわまちづくり」がきっとできるはずです。この構想については別の機会にお話しいたします。
 
いずれにしましても、多額の予算を投入する以上は多くの方に利用していただき、健康増進、スポーツ推進、にぎわい創出にしっかりと寄与する多目的広場になるよう期待をしています。