前半に続き、足利市の持続可能な観光振興に向けた具体的なインフラ整備と、これからの観光産業が目指すべきビジョンについてです。
観光客を呼び込むだけでなく、市内に到着したあとにスムーズに周遊してもらうための体制づくりが不可欠です。
■観光客や市民の足となる「2次交通」のDXと多様化
現在、観光協会によるレンタサイクルが一定の効果を上げていますが、さらなる一手として「シェアサイクル」と「ライドシェア」の導入を提案させていただきました。
⑴シェアサイクル:東部地区の富田駅やあしかがフラワーパーク駅からの2次交通対策として有効です。JR足利駅と東武足利市駅を結ぶルートを設定すれば、観光だけでなく通勤通学の売上確保も期待できます。同規模の自治体や、3年で利用者が5倍(約2.6万人)に急増した石川県小松市など全国で導入が進んでいます。
⑵ライドシェア:すでに隣接する桐生市で導入され、観光客や市民の足として一定の評価を得ています。これら2点について、本市でも早期に調査研究を進めるべきです。
■初めての来訪者を迷わせない「観光サイン」の整備
ホスピタリティ向上の基本として、主要な観光資源へのアクセスサインや駐車場の案内、また渡良瀬橋歌碑や物外軒など、初めて訪れた方には分かりにくい観光資源を示す「観光サイン」の整備を過去にも重ねて提言してきました。あらためて整備を求めたところ、東武足利市駅周辺や主要交差点に整備をしていく方針が示されました。
■観光産業の未来:単なる「数」の追求から「質(高付加価値化)」への舵切り
これからの観光行政は、人口増加時代の「とにかく観光客の数を追う一時的な観光」から脱却しなければなりません。これからは、観光消費額の拡大、高付加価値化、観光満足度、そして持続可能性といった「質」を重視した、まちづくり一体型の観光振興へ舵を切ることが求められます。
行政の評価指標(KPI)にも、単なる入込客数だけでなく「観光消費額」や「満足度」を取り入れるべきです。本市観光産業が目指すべき真の姿について、市長の明確な考えを伺いました。
イベントという素晴らしい「きっかけ」から足利を訪れた方が、再びこの街を訪れ、新たな魅力を見つける「リピーターの育成」こそが重要です。単なるブームで終わらせない、質の高さにこだわった「足利らしい観光の姿」を市をあげて目指していく必要があります。
■過去の一般質問録画配信
令和8年第5回定例会(観光行政)
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=668








