先日のテレビ東京「美の巨人たち」で放送された名護市役所に行ってまいりました。大学時代にラグビーの試合で訪れていた21世紀の森という運動公園の目の前にあります。当時は「変わった建物だな~」程度にしか思っていませんでしたが、番組を見て意識が大きく変わりました。
□番組サイト→https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/201806/14857_201806162200.html
昭和56年竣工で奇しくも私と同い年の庁舎は、おおよそ市役所とは思えない斬新なデザインで設計されています。
当時の市が出した応募要項の締めくくりには次の様にありました。
~地域の自治を建築の中に表現し外に向かって沖縄を表明しうる建築をなしうる建築家とその案を求める~
この痺れる言葉に308件の応募があり、最終的にコンペを勝ち取ったのが「象設計集団」と「アトリエ・モビル」でした。
沖縄伝統家屋のひさしと、聖域にある神アサギをモチーフにした「アサギテラス」という交流の場。
沖縄で独自の発展を遂げた装飾付きのブロックである「花ブロック」によるアクセント。
建物から19mも飛び出している、空中回廊の様なバイク用のスロープ。
沖縄中の職人が技術やセンスを磨き合った56体のオリジナルシーサー。
番組の中で建築史家の藤森照信氏は「風土、風、緑を感じながら作る建築は当時ほとんどない。日本の建築史を語るうえで欠かせない。」と評価しています。
こんなにも個性的で、地域になじみ、そして市民が誇りに思える公共建築があるのかと衝撃を受けました。
我が足利市でも公共施設の更新が大変な問題になっています。知恵と工夫でコストを抑えつつも、いかに足利らしく市民が誇りに思える設計にするのかという大切な視点を再認識させられました。











