「プレミアム付商品券」は2014年度補正予算に盛り込まれた「地域消費喚起・生活支援型」の交付金(2500億円)を活用した事業です。

簡単に言いますと、地域で使える商品券におまけ(10~30%の商品券)を付けて販売し、商店を元気にしようという事業です。

足利の場合はプレミアム率20%です。
1万円支払うと、1万2千円分の商品券がもらえます。

ここでプレミアム商品券のポイントを押さえておきます。

1、商品券にプレミアム分が加算される(※地域によって変動あり)
2、使用期限がある(足利は平成27年度いっぱい)
3、使用範囲が決まっている(加盟店のみで半数は大型店、半数は一般店)
4、販売日は2日間(足利は6/20・6/21 ※ハガキによる申込必要)

※地域によって配布の仕方がまったく違う場所もある

ずばり、この事業の狙いは地方の消費喚起です。
地方の方々にお金を使ってもらって経済を活性化させる。そこに主眼が置かれているため、期限を切ってしっかり使っていただき、範囲を決めてしっかり地元にお金を落としてもらおうとういうわけです。

ここで私が考えるもう一歩先の可能性が「お気に入りのお店探し」です。

1万円で得られたおまけの2千円を、 “気になっていたけど入れなかったお店”や、“普段は立ち入らない少し敷居の高いお店”などに入ってみるきっかけに、使えるのではないかと考えています。身銭をきるよりも「おまけでもらった金券だから」と気軽に行けると思います。
新たな「お気に入りのお店」を見つけるきっかけにし、今後の消費喚起につなげることができれば、より継続的な経済効果が生まれます。

そのためには情報提供とプロモーションが必要です。登録店舗の情報を店名だけでなく、特徴や商品の情報も網羅したチラシなどを提供し、地域のフリーペーパーやその他メディアと協力し様々な角度から商品券の使い道を提案します。

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今回の足利市プレミアム商品券販売総額は9億円で、プレミアム分(国負担)は1億5千万円です。
1億5千万円を降ってわいたような予算だと思う方もいるかもしれませんが、これも私たちの税金です。
国から支給されたものとはいえ、この予算で最大限の効果が出せるように自治体も知恵を絞っていかなくてはいけません。

足利商工会議所
http://www.ashikaga.info/