「市議会議員」その名の通り「市」の「議員(政治家)」です。更に大きな範囲になると「県議会議員(府議・都議)」がいて、全国区になると「国会議員」になります。それぞれがそれぞれの地域内で法律(条例)を決めたり、税金の使いみちを決めています。なかでも市議会議員は、私たちの生活に一番関係のある身近な政治家でもあります。ですが昔に比べ現在は縁遠く感じ、地方議会に対する興味関心も薄れています。

では、市議会議員(町・村議)はいったい私たちのためにどんな仕事をしているのでしょうか。

■市議会議員の役割 -行政のチェック機能-

行政とは市長(首町ともいいます)と市役所のことです。行政は税金の使い道を提案し、議会で賛成が上回ればそれを実行に移します。ですが市役所職員・市長も人間です。税金の使い方を間違えたり、行政サービスに違反や無駄があることもあります。そんな問題をチェックし、直させるのが市議会議員の重要な仕事です。

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例えば、A市が道路工事をするときに5000万円の予算を提案したとします。ですが、それを見た道路工事に詳しい市議会議員が「同じような工事をB市は4000万円でやっていた」と指摘をし、修正をさせることで1000万円の税金の無駄遣いをとめることができます。

例えば、新興住宅地に夕方5時に閉まってしまう体育館があります。住民の多くは働いている現役世代です。そのため住民の多くから「夜に使いたい」という声がありました。その声を聞いて市議会議員が行政に提案し、7時まで使えるようになりました。以前より市民が生活しやすくなります。

これが市議会議員の重要な仕事「行政のチェック機能」です。このような形で、私たち市民の代わりに予算やサービスに無駄や間違いがないかを監視しています。

逆にこの重要な仕事をしていない市議会があったとすれば、市民にとっては大きなマイナスです。税金の無駄遣いも見てみぬふり(もしくは見えていない)、不便な行政サービスも改善されない。みなさんがお住まいのまちはいかがでしょうか。

まちをチェックするのが市議会議員ですが、その市議会議員をチェックするのは私たち市民です。

「投票しっぱなし」ではダメなのです。

市民が「しかっかり仕事してるかな」「掲げていた政策は実行できるのかな」など投票後もしっかりと政治家の活動をチェックします。その結果、政治家も脇をしめ、しっかりと政治活動を行うでしょう。

それこそ日本の地方都市が、成熟した民主主義に向けて踏み出す大きな一歩になります。そして、わたしたち市民のための真の政治をつくりだすことになるはずです。