【足利の未来・子供たちの未来はみんなで変える】※長文です

私の所属するプロレスリングアライヴは地域密着型プロレス団体です。プロレスをしながら各地域で町おこし活動を続けています。私自身は出身の足利に賑わいを取り戻すため、シャッター街になってしまた中心市街地の活性化イベントの企画に携わり、栃木県と連携して新たな観光コースを作り、地元企業と協力して足利らしい商品を開発したりしてきました。
しかし、そういった活動を進めていく中で一プロレスラーのできることに限界を感じるようになりました。これらの活動や考えは特にまちのことに興味を持たれていない一般のご家庭にはなかなか届きません。足利のような地方都市ではそのようなご家庭がほとんどです。このままでは本当の意味で、足利を元気にすることはできないと感じるようになりました。

そして、足利の現状を学ぶために多くの方々とお話をする機会が増えました。そこから見えてきたこと、それは「足利には時間がない」ということです。このままでは足利が本当に衰退しきってしまう。
そんな、危機感から末吉としひろが何をすべきなのかを考えるようになりました。

「足利は寂しいまちになった」「太田や佐野に置いて行かれた」そのような言葉を口にしたり耳にしたりしたことがあると思います。
実際にこの足利、人口減少が止まりません。20年前16万7千人いた足利は、現在は15万人です。20年間で1万7千人の人が足利からいなくなりました。最新の調査結果では2040年、人口が10万人になるという試算が出ています。今の3分の2です。

人口減少問題は私たちの生活に無関係ではありません。
人が減るということはお金を使う人も減ります。結果、皆さんのビジネスが成り立たなくなり雇用が失われます。すると若い世代は仕事を求め市外へ流出し人口が減っていく。負の連鎖が進んでいます。
税金を納める人も減ります。結果、まちが私たちに使ってくれる予算が減ります。様々な公共施設や公共サービスの維持ができず、閉鎖あるいは廃止になり、より一層住みにくいまちになってしまいます。

2040年は遠い未来の話ではありません。みなさんのお子さんお孫さんが大人になり就職をし、結婚をし子供を育てるタイミングが2040年なんです。
本当に10年後20年後の足利は、住みやすいまちなのでしょうか、仕事はあるのでしょうか、安心安全で暮らしていけるのか。ぜひ想像してみてください。
だまっていても足利は変わりません。愚痴を言っているだけでは未来は変わりません。
足利の未来について私たち自身、みなさん自身がしっかりと考え、行動しなければ変えることはできないのです。

未来を生きるのは子供たちです。しかし、子供たちに未来を決める権利はありません。未来を決められるのはわたしたち大人です。
みなさんの可愛いお子さんやお孫さんが将来、安心して生活できる、自然な気持ちで好きになれる故郷足利を残していけるのは私たち大人です。

足利の未来は私一人で変えられません。

ですが足利を変えるためのエンジンになれる、そう確信しています。 皆様は是非、末吉としひろと言う名のエンジンにガソリンを注入してください。20年間衰退し続けてきた足利を変えるには中途半端な波では打ち砕かれてしまいます。今まで見たことのないような大きな波を起こさなければ、足利の未来は変えられません。ぜひ皆様のお力を集結させ、足利を、子供たちの未来を切り開いていこうではありませんか。

そのためならどんな苦難も乗り越える覚悟があります。

足利の未来はみんなで変える 一緒に足利を変えましょう。

末吉利啓

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※写真/後援会スタッフのみなさん