少し前の話ですが、私の住む梁田地区において自主避難所が2カ所追加になりました。

令和元年東日本台風では指定避難所(学校等)が開設されなかったり、近くに無かったりと、避難所に関する課題が明確になりました。足利市ではそれらの経験から、大規模な被害をもたらす台風の上陸が明らかな際には「原則としてすべての指定避難所を開設」する方針となりました。しかし、「台風が上陸しないかもしれない」「台風が勢力を落とす可能性がある」など、避難所開設の判断が難しい状況も想定できます。

そこで梁田地区では、地元自治会を中心に行政等と協議を行い、独自に自主避難所として施設を使用できる覚書を交わすこととなりました。
対象は「梁田公民館」「栃木県立足利南高校」です。指定避難所は開設されないが、地域として心配なので避難所を設置したいと判断した場合に、自主的な管理の下で避難ができるようになりました。

住民が自主的に防災力を強化していく、自助・共助の理想的な形ができたことに対し、施設を提供していただいた方々、覚書締結に尽力された地元の方々には深く感謝するところです。

下渋垂1丁目自治会と覚書を交わした足利南高校

【過去議事動画】
□令2元年第1回定例会(防災行政について6:33頃)
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=117
□令和元年第5回定例会(防災行政について)
https://ashikaga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=85

【過去記事】
□全5回【主張】台風19号の経験を生かせ!災害に強いまちづくりまとめ
https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2392