今回の一般質問の一部内容を掲載いたします。
具体的に動きや成果があったもの、はじめて明らかになったものを中心に掲載しておきます。
※当局の答弁は質問をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。詳細は後ほど議事録でご覧ください。

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■市長の政治姿勢について(足利市総合計画、中橋の架け替え)

【足利市総合計画】
●末吉:少子化対策には特定施策ではなく、結婚、妊娠、出産、育児の幅広い施策を展開すること、雇用創出力の高い産業振興、地域の特性に合わせた取り組みが重要という調査結果も出ています。そこでまずは、地域の特性や転出者の特性を知るための実態調査が必要と考えますがいかがでしょうか。

△当局:次期総合計画策定に伴う「まちづくり市民アンケート」を実施する。自然動態はそこで希望する子どもの数や結婚に対し感じていることなど、新たな調査項目も予定しており実態の把握に努めたい。また社会動態についても研究していく。

●末吉:公共施設マネジメントは第8次総合計画においても重要課題であることは言うまでもありません。しかしそこには、「縮減・縮充」という基本方針の公共施設再編計画と、各部局の事業「拡大・拡充」の積み上げが基本的性格である総合計画との本質的な矛盾が、大きな課題として立ちはだかっています。第8次総合計画にどのように盛り込むのか、お伺いいたします。

△当局:公共施設マネジメントについては、保健センターの新医師会館へ移転や、水道庁舎機能の栃木県足利庁舎移転、消防庁舎や斎場、南部クリーンセンターなど更新作業にも着手してきました。公共施設マネジメントの推進は一層重要であり、次期総合計画においても、各施策のベースとなる重要なテーマと位置づけ、継続して取り組んで参ります。

【中橋の架け替え】
●末吉:現中橋は移設後、十分な幅員があるため、新たな公共スペースが生まれる。そこで、ここにキッチンカーなどの移動可能な店舗を設置したり、イベントを開催できるようにして新たな賑わいを創出したりすることができると考えます。また、自動運転車両やスローモビリティ専用道とすることで、公共交通網を補完したり、観光活用したりできる可能性もあります。いずれにしましても、単なる交通インフラの工事に止まらない、足利のまちづくりに大きく影響する事業だと考えますが所見を伺います。

△当局:その空間を多様なまちづくりで有効に活用すること、足利駅と足利市駅を連係する公共空間として利用することは、新たな活気や賑わいの創出、中心市街地の活性化に繋がる夢のあるアイデアだと思います。渡良瀬川周辺の資源を活かした足利らしい特色あるまちづくりを積極的に進めていきたい。

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総合計画については人口動態への政策の効果測定、人口動態に関する実用的な実態調査を提言いたしました。実態調査は以前にも提言をしましたが、前回に比べ「新たな調査項目も予定しており実態の把握に努めたい」との答弁があり、一歩前進したように感じます。
公共施設マネジメントは総合計画と相反してしまう部分があり、厳しい作業になりうすが、しっかりと落とし込まなくてはなりません。「各施策のベースとなる重要なテーマと位置づけ」との答弁がありましたので、今後の進捗を見守って参ります。
中橋については先日歴史的な方針決定がなされました。今回は先走った感もありますが、残る現中橋の活用を提言させていただきました。希望の持てる案件でありますので、全市的に盛り上げて進めていただきたいと思います。
□中橋が3連アーチを維持して並立整備へ →https://sueyoshi-toshihiro.com/?p=2377