足利市内には歴史を研究したり、歴史的な人物を顕彰したりする市民団体・教室等が多数存在します。
その中には古文書を解読する団体が複数あります。ぱっと見、暗号の様に見える古文書も、その方々はすらすら読まれており、とても驚かされます。
歴史のまち足利には多くの名家があり、そこには貴重な資料(古文書や古写真、書籍等)が眠っています。今回はご縁があり、その資料を古文書を研究する団体に繋ぎ、解読をお願いすることができました。
通常ですと市が寄贈を受けることがありますが、保管スペースの問題もあり貴重なものに限定されます。寄贈されたとしても人とお金が不足していて、研究されずに眠らせることがほとんどだそうです。
まだ救い出されれば良い方で、家を片付ける際に古物商の方に売ってしまったり、最悪はゴミと一緒に処分してしまったりするケースもあります。
今後、そうした名家の当主の方々の高齢化が進み、世代交代による貴重な資料の逸失が危惧されます。
貴重な足利の歴史を守り、後世に受け継ぎ、生かしていく方法を今後も模索して参ります。