今日は足利市の『第10回議会報告会・意見交換会』に参加してきました。
一市民として、議会の方々がどのような報告と意見交換を行うか興味がありました。

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この報告会は昨年制定された「議会基本条例」をもとに、昨年よりはじまった事業です。

※議会基本条例・・・地方分権の進展に伴い、市議会の責務が大きくなる中、「市民から信頼される議会」「市民に開かれた議会」「市民参加を推進する議会」を目指すために制定された条例。(足利市HPより)

その中で感じたこと、思ったことを羅列します。

【1】議会報告の内容が一般の市民にはわかりにくい
役所の方が書いたかのような行政用語がならび、「結局何をして何を決めたの?」と感じてしまうような報告であったように感じます。議会、委員会の流れや役割を理解し、行政の業務をわかっていないと容易に理解できないです。
せっかくの活動のPRの場ですので、もう少し一般市民に伝わりやすい自分の言葉で語りかける、伝える努力が必要だと考えます。

【2】議員・市民共にルールが曖昧
10回目を数える今回ですが、ルールの徹底がされていない部分があるようです。Aの場所ではOKだった事が、Bの場所ではNGだったり、個人的な意見を言わないはずが言っていたりと、まだまだ検討の余地ありと感じました。

【3】若い人たちが参加しやすい仕掛けがない
30代以下はほとんどいません。来ている方は選挙に関係していたり、自治会や民生委員の方々が中心でした。夜7:00開催は評価できますが、そこにどのように若い世代を呼ぶか、今一層の努力をしていただきたいです。
それとも呼びたくないのでしょうか。
足利の未来の話をするのに若い世代がいないのはいかがなものでしょうか。

【4】議員の勉強度や仕事の結果が露骨に見える
議会と違って事前に質問を知らされていません。
そのため市民からの質問が直球で飛んでくるため、対応ができる議員さんとできない議員さんがハッキリとわかります。
一部ではこの報告会に後ろ向きな方々もいらっしゃるようですが、その理由はここにあるのかも知れません。
選挙の際に参考になりますし、自分が投票した議員さんをチェックすることができます。その意味では有意義だと考えます。

ぜひ皆さんも地元の市町村で開催されている際は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。自分たちの未来を決めている方々とお話ができます。