今回の一般質問の一部内容を掲載いたします。
具体的に動きや成果があったもの、はじめて明らかになったものを中心に掲載しておきます。

※当局の答弁は質問をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。詳細は後ほど議事録でご覧ください。

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■技術革新によるまちづくりの変化について(自動運転化社会)

●末吉:平成30年第3回定例会において、同テーマについて質問をした際、「自動車メーカーや学術機関などと連携を模索し、実証実験の場を提供すべき」、「本市の様々な長期計画に自動運転化社会の視点を盛り込むべき」と提言させていただいた。質問から約1年が経過したが、その後の検討状況について聞きたい。

△総合政策部長:学術機関等との連携については、企業や大学に職員が足を運び、実証実験導入の可能性を探ってきたが現時点では具体的な連携に至っていない。引き続き連携の可能性を探り、導入可能性についても研究する。
長期計画への反映については、関係法令や道路環境の整備をはじめとする課題があり、課題解決の動向についても注目していく。得られた知見については、各種計画策定に活かしていきたい。

●末吉:群馬大学は自動運転を含めた次世代モビリティ研究において、全国の最先端を走り続けている。同大学のオープンイノベーション協議会や各部会研究会等に加盟をすることで、今まで以上に質の高い情報を得たり、新たなイノベーションが生まれたりすることが期待されますが、所見を聞きたい。

△総合政策部長:特定の大学・企業の活動に限らず、本市にとって意義のある情報や知見が得られる場であれば参加も検討したい。


■文化観光交流について(足利氏ゆかりの会)

●末吉:今年、足利氏ゆかりの会総会が本市で開催される。会場が会長市であること、足利義兼没後820年の年にあたること、応仁の乱ブームなど、足利氏に対する注目が集まっている。この絶好の機会に、本市にゆかりのある自治体が加入する同会や、現在は入会していないが足利氏にゆかりのある自治体と、姉妹都市や友好都市締結を検討してはどうか。

△生活環境部長:都市交流の重要性、必要性は高く感じている。姉妹都市の締結は、歴史や文化、産業といった様々な背景や関係性を考慮しながら判断したい。

□足利氏ゆかりの会 →http://www.ashikagauji.net/

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自動運転については1年前の「追いかけ質問」です。この1年間、企業や学術機関に積極的に出向き、情報収集をしていただいているようです。実証実験や協定に至るまでは、先方のメリットや意義をいかに生み出すかが重要です。その発想力を高めるためにも、質問で提言したような協議会に参加することは重要と考えます。

足利氏ゆかりの会については、京都時代まつりへの室町幕府参加やNHK大河ドラマ太平記の放送などの功績があります。昭和61年の発足以来、だいぶ時間も経過しているので、会を盛り上げるために会長市である足利市のリーダーシップが求められます。あまり取り上げられることの少ない案件を議会で提言したことについて、一定の意義があったと考えます。
また、姉妹都市・友好都市締結についてもこの機に提言をしておきました。つい足利市は「北の鎌倉」とか「東の小京都」と、比較的メジャーと言われるまちに目が行きがちです。しかし周りには本市と繋がりが深く、本市を敬愛していただいているまちも沢山あります。視野を広げ、柔軟な発想でご検討いただきたいと思います。