一般質問初日は4名の議員が登壇しました。その中の答弁で新たな動きがあったものや、注目すべきものの一部をまとめてみました。

※答弁は会議中にメモをとったものですので、正確でない場合がございます。詳しくは後ほど議会ホームページにアップされる議事録や録画配信をご覧ください。

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■史跡足利学校保存活用計画を策定
本市の日本遺産史跡足利学校の具体的な保存と活用の方向性を定めた「史跡足利学校保存活用計画」を策定し年度内に完成させる旨の答弁がありました。

◎末吉の意見 → 文化財保護法改正により、国は文化財を保存するだけでなく積極的に活用していく方向に方針転換しました。それに呼応した計画策定と考えます。近年、足利学校の観光活用については「夜の足利学校」や「刀剣展示」など積極的になって参りました。それを市の計画として担保することで、より確実な活用が進むことが期待されます。文化財を守ることは大切です。ですが、保護に必要な身銭を稼ぐためにPRや活用に力を入れることは更に大切です。

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■今後の財政見通しの厳しさを指摘
今後5年間の財政見通しについて「過去に類を見ない予算額になる」という答弁がありました。更に「市債は増加する」「返す以上に借りないの原則も守れない」旨の答弁もありました。

◎末吉の意見 → 私の記憶している限り、本会議でここまで具体的に財政見通しの厳しさを指摘する答弁は無かったように思います。社会保障費の増加と消防本部など公共施設整備事業開始などが要因です。もちろん起債は長期使用する公共施設等の世代間負担平準化という機能もあります。いずれにせよ決して予断を許さない状況であることが示された答弁の意味を、我々もしっかりと受け止める必要があります。