今回の決算審査特別委員会で、末吉利啓が質疑をした内容の一部を掲載いたします。足利市の予算審査は「款」というカテゴリーごとに審議が行われ、議員の質疑時間は一人5分間となっています。
※当局の答弁は質疑をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。
 
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■歳入・薬局施設区画使用料について

●末吉:契約更新をして使用料収入がH27年に比べ約1257万円減少した。今後、他の3区画の更新を踏まえ使用料の見込みをどのように予測しているのか。
 
△当局:今後は低下が予想される。
 
●末吉:収入を増やす視点、施設の維持管理費を自力で賄うという視点など、今後の公共施設マネジメントを考えるうえで「使用料」というのは大変重要。次回更新の際に契約価格が急落しないようにする策は考えているのか。
 
△当局:契約更新の際に検討したい。
 
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■土木費・中橋整備関連まちづくり事業費について

●末吉:「中橋整備関連まちづくり事業費」は未執行であるため決算書に掲載されていない。H28年に国・県・市で「中橋整備検討委員会」が設置をされ大きく舵が切られた。H30年度予算委員会で「中橋整備関連まちづくり事業費」の計上となった経緯として、①2年計画であること、②H29年度に事業を実施できなかったことをあげていた。
あらためて、執行できなかった理由と、次年度に繰り越した事業の見通しを聞きたい。
 
△当局:地元説明会の準備が進んでいなかった。国も進める考えなので、引き続き説明会を実施できるよう検討していく。
 
●末吉:国や県とも歩調を合わせる必要がある。そのうえで地元を知り、地元との調整役である市に対して、現段階で求められることをどのように捉えているのか。
 
△当局:市はまちづくりの担当である。市民への影響を考え、住民へのケアや対応策を担当する。予算が少ないが、今まで築いてきた人脈や信頼を生かして市で進められることをしっかり行っていく。
 
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■教育費・樺崎寺跡保存整備事業について

●末吉:予算に比べ執行額が約5割と非常に少ない。昨今、こうした状況が続いている印象だが、いつ頃からこのような状況になったのか。理由も含めて聞きたい。
◎参考/樺崎寺跡保存整備事業の決算額
H26年 54,547千円
H27年 32,858千円
H28年 24,221千円
H29年 21,747千円(予算額43,491千円)
 
△当局:市が申請している補助額の半額の交付となっている。H27年頃からこのような状況。
 
●末吉:H21年から第二期工事が進められているが、このペースでは従来想定していた計画通りに進まないと考えられるが、現状をどのように捉えているのか。
 
△当局:第二期工事の完了時期は公には発表していないが、内部での計画は現実に即して見直す必要がある。文化庁の補助メニュー以外も検討していきたい。
 
●末吉:正攻法が難しいのであれば、新たな補助メニューを検討するなど、あらゆる手段を視野に入れるべきと考える。都市計画マスタープランに示された「観光レクレーション拠点」を具現化すべく、更なる尽力を望む。
 
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※ほかにも歳入・史跡足利学校参観料についても質疑を行いました。