一般質問3日目は、私も含めて合計4名の議員が登壇しました。その中の答弁で新たな動きがあったものや、注目すべきものの一部をまとめてみました。詳しくは後ほど議会ホームページにアップされる議事録をご覧ください。

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■国の支援を受け空き家対策補助制度検討
本市の空き家は約6000戸とされていて増加傾向にあります。当局から「国の補助を活用して市の補助制度を確立したい」旨の答弁がありました。空き家の利活用ではなく、あくまで倒壊などの危険性のある空き家の除却の補助が対象のようです。

◎末吉の意見 → 平成30年1月に本市は「空き家対策基本計画」を策定しました。この策定を条件として、国は空き家対策に対して補助メニューを準備していました。それを充当する考えのようですので、順当な流れだと考えられます。
市内の空き家を把握するための実態調査(H30開始)、利活用の可能性がある空き家を市場に流す空き家バンク制度(H30開始)、危険な空き家を除却する補助制度(検討中)が動き出しました。まずはこれらの事業を確実に実施し、結果に繋げることを期待します。

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■歴史文化基本構想適切な時期に見直し検討中
「足利市歴史文化基本構想」は平成23年に策定された、本市の歴史文化保全の指針です。残念ながら策定以後、目立った歴史文化保全の進捗がないままでした。その後、上位計画である総合計画、関連計画である都市計画マスタープラン等が改訂になっています。当局は「適切な時期を見て見直しを検討する」と答弁していました。

◎末吉の意見 → 「足利市歴史文化基本構想」は足利市が国のモデル事業として、約2000万円を投じて策定した構想です。構想の具現化例として「文化財一斉公開」や歴史関連団体の活動もあります。本来は歴史観光コースを策定したり、そのためのインフラ整備をしたり、拠点整備をしたりと具体的な計画に落とし込んでいく必要があります。そのためには「歴史的風致維持向上計画(通称:歴まち計画)」の策定が必用と考えます。構想はあくまで構想、具現化するためには計画が必用で、それがあることで様々な国からの支援メニューも適用されます。

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※当局の答弁は質問をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。詳細は後ほど議事録でご覧ください。