先日の一般質問の一部内容を掲載いたします。

観光行政については「あしかがフラワーパーク駅」関連事業の評価と検証、福祉行政については課題を抽出しその具体策を提言し採用していただけました。

※当局の答弁は質問をしながらメモをとったものですので、正確なものではない場合がございます。詳細は後ほど議事録でご覧ください。

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■観光行政について(渋滞問題、中心部への回遊性向上、ホスピタリティ)

●末吉:本年4月1日にJR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」が開業したが。本市が示した新駅整備の目的の一つに「ゴールデンウィーク等における足利市及び、佐野市の幹線道路の交通渋滞緩和対策と、都市交通政策の推進を図る。」とある。私自身、以前から「新駅整備だけでは渋滞は解決しない」として、幾つかの渋滞対策を提言してきた。今年のゴールデンウィークにおける渋滞対策は、どのようなことを実施したのか、その結果も含めて聞きたい。

△市長:4月から5月に開催された「大藤まつり」約73万人が来場した。新駅は入場規制がかかるほどだった。パーク・アンド・トレインライドを実施し昨年度より大幅に利用者が増加した。県道佐野太田線交差点改良も行い、効果的な渋滞緩和に繋がった。

●末吉:新駅北側に連絡通路を整備し、更なる渋滞解消と富田地区の方々の利便性向上を検討すべき。

△都市建設部長:新駅の利便性を向上させるため、JR両毛線を南北に跨ぐ自由通路を設置することについて、今後、栃木県や警察をはじめとした関係機関と協議を行う必要があるものと考えている。

●末吉:足利駅利用者が昨年対比130%になったことは高く評価する。中心市街地活性化への大きな布石となった。しかし、この増加したはずの30%の観光客が、どのような動きを見せたのか把握はできているのか。例えば足利学校は夜のライトアップを除くと1日当たりの来場者は昨年に比べ減少している。足利駅を降りた観光客が、主要観光地をまわり、食事や買い物といった消費活動へどのように繋げていくのか。マーケティングや実態調査も含め、今一層の取り組みが必要ではないか。

△産業観光部長:パーク・アンド・トレインライドの利用者へのマーケティングは重要。生涯学習センター駐車場利用者へのアンケートでは、利用者の方面、情報取得ツール、運転者の性別・年齢などについて聞いた。インターネットなどを有効に使い、パーク・アンド・トレインライドの情報と足利駅周辺の情報をリンクさせて、街中での消費行動を喚起したい。

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■高齢者福祉について(高齢者の相談体制)

●末吉:本市では実に様々な事業を行い、高齢者の相談体制構築を進めている。しかしながら昨年、そして今年と、市内で高齢者に関する大変痛ましい事件や事故が発生してしまった。こうした事件を二度と起こさないために、相談や見守りの早急な体制強化が求められる。それを実現するためにクリアしなければいけない課題は何か、またどのように体制強化を進めていくのか。

△健康福祉部長:限界に至る前に把握することが難しい場合も考えられる。サービスを利用している方であれば、ケアマネージャーやサービス提供事業者が、サービス利用に至っていない方は、地域包括支援センター職員や民生委員など地域からの情報をいち早くキャッチし、支援をしていけるような体制を強化したい。

●末吉:総合相談窓口としての地域包括支援センターの業務は急増している。高齢者が見やすい市民相談・生活応援サービス一覧冊子を制作すべき。これを民生委員やケアマネージャーを通して、配布できれば、手にした高齢者も便利になり、自分でできることが増える。その結果、担当職員や民生委員の業務も効率化されるものと考えるがどうか。

△健康福祉部長:スムーズに関係課へ繋ぐことができ効果的と考える。さっそく、市民生活課等関係課と協議をしながら検討していく。