皆様のおかげで市議会議員となり3年が経過しました。市議会議員の任期は4年ですので、残り1年となりました。3年前のこの日がちょうど、市議会議員選挙告示日でありました。
そこで毎年恒例、市議会議員末吉利啓を自己評価してみたいと思います。
特に選挙前から訴えてきている「足利の未来はみんなで変える」を実現できたかを重点的に考えてみたいと思います。

1)積極的な情報提供
地方議会や議員の活動はなかなか見えにくいのが現状です。
「市議会ではどんな議論がなされているのか?」
「市議会議員は毎日なにをしているのか?」
そういった不透明感をなくし、身近なこととして政治や議会を感じてもらい信頼を取り戻すことが有権者意識を高め、実効性のある政治を行う第一歩だと考えています。
前回と比較し情報提供に関して数字を出してみました。
(表参照)

「足利の未来はみんなで変える」を実現できたか

【評価】 → 80点
ホームページ更新数は大幅に増加しました。本会議の一般質問ごとや全員協議会ごとに、新たな動きを解説しつつ情報提供できたのが大きかったと思います。これからも継続して年に50回の更新は維持していきたいと思います。また市政レポートは今月発行予定で、ずれ込んでしまい1回減となりました。こちらは予定通りにいかず反省しています。
市政報告会は目標を達成できました。今年度は加速度的に回数を増やし、更に細かい単位でも実施していきたいと思います。総合的には改善できたと評価しています。

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2)自分ごととして考える場をつくる
政治家と市民、行政と市民は、要望を言う側と聞く側という関係になりがちです。
政治家も役所の職員も市民も人間です。会って話しているうちに考えが変わったり、間違っていたことに気づいたり、新しいアイデアが生まれたり、常に正解は変わっていく可能性があります。言う側と聞く側の関係だけでは、お互い話し合いが平行線を辿り、解決に向けた動きが出にくくなってしまいます。

市民「○○に予算をつけてくれ!」
→ 行政「市は財政難で予算がさけない」

市民「○○の建設を許可してくれ!」
→ 行政「国の規制で行うことができない」

これを繰り返しているだけでは問題解決ができず、いたずらに時間が過ぎていきます。
課題は山積みですが、税収減で資源は限られています。
そんな社会情勢の中で、行政、政治家、市民がお互いに歩み寄り、一緒に考えていく合意形成が求められています。市民ひとりひとりが自分のこととして考える場をコーディネートし、どこまで妥協できるのか、新たなアイデアはないのかといった深い議論が必要となっています。

そこで一昨年から「アシカガ+ミライ茶論」事業を開始いたしました。喫茶店を会場に気軽に政治を知り、興味を持ち、意見を発信し、未来に向けて自分事として考える<場>を作ってみました。

 

【評価】 → 80点
「アシカガ+ミライ茶論」は昨年度10回開催し、延べ62名にご参加いただきました。回数と参加人数が増え、より幅広い議論が展開されました。今後は参加者を更に幅広く集めたいところです。状況によってはあるテーマを掘り下げてみる仕掛けも必要と感じております。
また、少年スポーツ分野、藤本町の観音山古墳に関連する分野においても、それぞれ意見交換を行い、市民の皆様が自分たちの問題として考える場を作り、それを市政に訴えることができたことは評価したいです。梁田地区の高齢者の交通手段に関する分野については引き続き取り組んでまいります。

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以上2点、少し甘めの採点ですが次年度は更に厳しく、評価点を見直していきたいと思います。
今後とも、足利市議会議員末吉利啓にご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

※表の年度期間は4月1日~翌年3月31日まで
※ホームページ更新はプロレス関連を除くブログのアップ数