平成27年6月議会において創設を訴えさせていただいた「スポーツ少年団」が、H30年4月に創設されることが決まりました。長年にわたり複数の議員が創設を提言して参りましたが、なかなか実現しなかった案件が大きく動き出したことは大変喜ばしいことです。ちなみに、私が議員になってからは私も含め3名の若手議員が一般質問を行っています。

【過去の議事録】平成27年9月議会

■スポーツ少年団とは
スポーツ少年団は公益財団法人日本体育協会により昭和37年に創設された、日本最大の少年スポーツ団体です。全国で約3万4,800団、団員数約77万8,000人、指導者数約19万6,000人を誇り野球のイチロー選手をはじめ多くのトップアスリートを輩出しています。スポーツ環境を改善し、スポーツを通じてこどもたちの健全育成を目指す理念のもと、様々な事業を行っています。

【スポーツ少年団】http://www.japan-sports.or.jp/club/tabid/66/Default.aspx

■栃木県で足利に唯一存在しなかった
栃木県内では25市町にスポーツ少年団は創設されていますが、足利市だけそれがありませんでした。昭和40年代に一度創設されたそうですが、短期間でなくなってしまったようです。そのため足利市民にとってスポーツ少年団は身近ではなく、そのメリットを知らない方が多いと考えられます。ちなみに群馬県でないのは上野村だけです。

■足利市の主張
市議会一般質問でスポーツ少年団の必要性を訴えると、当局は以下の2点を理由に必要ない旨(実際の答弁では「慎重に検討」等)の答弁をしてきました。

【理由1】今まで小学校体育連盟(通称:小体連)が少年スポーツ推進の役割を果たしてきた。現在は学童スポーツクラブがそれを担っている。

【理由2】大会増による送迎などの負担、年間登録料など経済的負担が増える。

これらを理由に足利市体育協会や小体連と慎重に検討すると答弁しつつ、なかなか前進しませんでした。

スポーツ少年団がないことによる問題点と創設による効果については、その2でお話しいたします。

つづく...