足利学校が所有する4点77冊の国宝書籍などの文化財は、足利市民のみならず日本国民にとって大切な宝です。こういった文化財を専門業者に撮影してもらい、ネット上で簡単に見られるようにする「デジタルミュージアム」は、多くの自治体や博物館で導入されています。
今年6月の一般質問で、以下の3点の理由から「デジタルミュージアム」導入をご提言いたしました。

①学者や専門家による研究加速
②観光誘客とブランディング
③損失に対するリスク回避

【過去の議事録】
平成28年6月議会

その結果、まずは国宝書籍からデジタル化事業を開始していただくこととなりました。
77冊もありますので、すべてをスキャンしデータ化するまでにはおおよそ2年かかるとのことです。
しかしながら、貴重な文化財の有効活用とリスクヘッジへの大きな一歩となったことは間違いがないと思います。

※これらの事業は関係する行政職員の方々のご尽力で実現できたものです。深く感謝したいと思います。ありがとうございました。

国宝『文選』写真提供/史跡足利学校事務所