市議会一般質問の初日、6名の議員が登壇しました。その中の答弁で新たに動きがあったことの一部をまとめてみました。今回は特に公共施設整備に関する動きが多く見られました。
自分なりの意見も記しておきました。
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■市民会館建替えに向け「基本構想」の策定準備
平成33年の着工に向けて、足利市民会館整備の基本構想をH29年度末までに策定する方針が示されました。複合化の検討も含めた内容で、策定にあたっては庁内14課で検討会議を、市民に参加していただいた市民検討委員会を組織するとのことです。
 
◎末吉の意見 → 市民会館は昭和41年完成で、県内最古の大型ホールと言われています。当時は県内で宇都宮の栃木会館に次ぐ施設とされ、「北関東文化の殿堂」とも呼ばれ多くの視察が訪れていたようです。昨年9月に建替えの方針が示されましたが、私も建替えには賛成です。「歴史と文化のまち」の名に恥じない施設を建設し、市民の文化向上、市外への文化発信に寄与する施設を目指すべきだと考えます。
有名楽団や演奏者が「足利のあのホールで演奏したい!」と思わせるような、唯一無二のホールを目指していただきたいと考えます。そんななか公共施設問題もありますので、現在ある他の施設との複合化、商業施設への一部貸出し、類似施設との統合なども検討すべきだと考えます。
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■消防本部庁舎建替えの方針
建築後50年が経過する本市の消防本部庁舎について、現地での建替えの方針が示されました。財源として国の緊急防災・減災事業債を充当することを検討していくとのことです。
 
◎末吉の意見 → 今後発生しうる首都直下型地震などの大型地震、台風や集中豪雨などによる水害に迅速かつ効率的に対応するため災害対策を行い、指揮をする施設は非常に重要です。本市の消防拠点施設である消防本部庁舎は老朽化が進み、大規模地震に耐えうる新耐震基準を満たしていません。いざというときに頼れる組織である消防が機能しないことになってしまっては、救える命も救えなくなる可能性があります、
そういった一連のリスクを鑑みて、建替えは積極的に議論すべきだと考えます。国も熊本地震の被害を踏まえ、様々な整備に関する支援制度を用意していますので、積極的に活用すべきです。
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■硬式球場と軟式球場の整備
平成34年に栃木県で開催される「いちご一会とちぎ国体」に向けて、野球・ソフトボール場の整備方針が明らかになりました。硬式球場は老朽化しているものの、整備に多額の費用を必要とすることから長寿命化でトイレなどの整備を行うとのことです。軟式球場は現在ある2面を1面にし、800席程度のスタンドを整備するようです。
 
◎末吉の意見 → とちぎ国体で本市はビーチバレーボール、レスリング、ソフトボール、ボウリングの会場になっています。これまで野球・ソフトボール会場については何度となく整備を望む市民の声を、議会で様々な議員が代弁して参りましたが進んできませんでした。今回の様な千載一遇のチャンスに県と連携し整備を検討することは重要だと考えます。施設整備はタイミングも非常に重要な要素です。