去る平成29年6月19日、市議会定例会一般質問で末吉が指摘させていただいた休止中の『小中学生全国大会出場者壮行会』が約3年ぶりに再開されました。
7月24日に再開された壮行会には小中学生16名とその親御さん、学校の先生、指導者などが出席し、若井教育長、吉田体育協会会長により激励の言葉が伝えられました。
 
足利市(平成13年~)と足利市体育協会(平成4年~)は規定を定め、全国大会および国際大会に参加する市民に対して壮行金・激励金を贈呈していました。その中でも小中学生に対して、規定にはありませんが「足利の看板を背負ってがんばっている子どもたちを激励したい」ということから壮行会を実施していました。
子どもたちを市役所に招いて教育長や体育協会長、都合がつけば市長が直接、子どもたちを激励していました。子どもや親御さんからすれば、なかなか来られない市役所に招待され市長や教育長から応援されることは励みにもなりますし、そんな足利市に対して郷土愛も湧いてきます。

192

3年ぶりに再開された壮行会

 

しかし、平成26年7月を最後に壮行会は休止状態となりました。理由は各種目の開催時期の違いにより多競技合同の壮行会が困難である等といった説明でした。
とは言うものの私自身、壮行会自体を休止することは影響があまりにも大きいと考えました。「今まで応援してもらえたのに、いつの間にか応援してもらえなくなった。」ということは、子どもや親御さんにとって、本市への不信感やモチベーション低下にもつながります。
 
「壮行会がなくては闘えないのか」というご意見もあるかとは思いますが、全国大会や国際大会に出られるまでにお子さん、親御さん、指導者の皆さんには大変な努力があったはずです。甲子園に行った高校を地元が応援することと同じです。がんばっている子どもたちをまち全体で応援できるということは、魅力あるまちの大切な要素でもあるはずです。
 
そういった点を指摘させていただいた結果、担当部署、関係団体の皆様のご理解のもと再開する運びとなりました。調整等にご尽力いただいた皆様には感謝いたしたいと思います。
 
今後、同時に指摘させていただいた【制度の周知】【安定した事業実施を確保するための規定の改定】もしっかりと検討していけるよう注視して参ります。